めまいの治療に効く? 平衡機能を鍛える“BPPV体操” 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

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めまいの治療に効く? 平衡機能を鍛える“BPPV体操”

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週刊朝日

 めまいが起きる原因は多種多様だが、耳の病気であることがもっとも多い。

「めまいがあると、からだの平衡感覚が乱れるのと同様に、眼にも乱れがあらわれます。この検査で異常が確認されると、良性発作性頭位めまい症(BPPV=Benign Paroxysmal Position Vertigo)と診断します」(東京医科大学病院 耳鼻咽喉科主任教授の鈴木衛医師)

 良性発作性頭位めまい症とは、耳のもっとも内側にあたる内耳(ないじ)にある耳石(じせき)が関係している。耳石は通常、耳石器の中にあるが、そこからはがれ、半規管に落ちることがある。本来はからだを動かしたときに耳石も動き、その情報が神経を通して脳に伝えられ、平衡機能を保つ。しかし耳石がはがれ落ちると、半規管が刺激されてめまいが起きるという。

 約90%の患者が2、3回の理学療法で改善するが、理学療法や薬物療法であまり効果がない場合、鈴木医師は平衡機能を鍛える「BPPV体操」を指導している。これは、【1】ベッドに座り、からだを側方へゆっくり倒して60秒横になる、【2】からだをゆっくり起こして60秒座る、【3】反対側へからだを倒して60秒横になる、【4】【2】のようにゆっくり起き上がる、という体操である。

「BPPV体操は1日1~2回するのがおすすめです。長年悩んでいる場合には、耳石が半規管に入らないようにする半規管遮断術という手術をすることもありますが、まれです。手術をしなくても、発症から2年で約95%の人が改善するというデータもあります」(同)

週刊朝日 2013年3月29日号


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