なぜかメンバー入りした斎藤 (c)朝日新聞社 @@写禁
なぜかメンバー入りした斎藤 (c)朝日新聞社 @@写禁

「佑ちゃん(日本ハム・斉藤祐樹投手)の名前が呼ばれた瞬間、編集部では失笑が漏れました。心配していたことが起きてしまったというか…。今季後半の彼のパフォーマンスを考えたら、日本代表に名を連ねるなんて悪い冗談ですよ」(スポーツ紙デスク)

 来春のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)に備えて、11月16日(福岡)と18日(札幌)に行われる「侍ジャパン」vs.キューバの強化試合のメンバーが11月6日、発表された。

 だが、ダルビッシュ有(レンジャーズ)を始めとするメジャー組はゼロ。メンバーは冒頭の斎藤佑樹しかり、国内のエース級投手も休養のため、何とも小粒感が漂う。

 まさかのメジャーリーガーゼロ。3連覇への道はかなり厳しくなりそうだが、こんな見方もある。

「本番では、肝心の投手陣には楽天のマー君(田中将大)や広島のマエケン(前田健太)ら国内のエース級が参加するでしょう。野手も、地味な印象はぬぐえませんが、逆に小粒なメンバーのほうが日本らしいつなぐ野球ができて、勝てるかもしれません」(ベテラン記者)

 もっとも、心配なのは勝ち負けより国内ファンの注目度だが……。

週刊朝日 2012年11月23日号