周防正行監督 映画製作時も撮影するほどカメラ好き 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

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周防正行監督 映画製作時も撮影するほどカメラ好き

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 最新作「終(つい)の信託」が話題の映画監督、周防正行さんは大のカメラ好きだそうで、現在使っているものは10台目だという。映画撮影中にもカメラを使うことがあるんだとか…。

*  *  *
 映画監督って、意外と待ち時間が長い仕事で、カメラマンや照明さんが準備しているときに、手持ちぶさたになることがある。そういうとき、カメラで出演者やスタッフの様子を撮って待つんです。だから、映画のロケでも、プライベートの旅行でも、カメラは必需品です。

 被写体は、特に決めていません。町を歩いていて、「あっ」と気になったものは一応なんでも撮っておきます。僕は、記録魔ですから、日記のようなもの。仕事のためとか、映画のためとかではなく、とにかく見たもの、食べたもの、会った人、なんでも記録に残しておきたい。

 昔はフィルムだったから残りの枚数を気にしながら撮ってましたけど、今はデータでいくらでも残せるから気楽です。

 何かの拍子で、引き出しの奥に昔の写真を見つけた瞬間、その撮影した当時の状況をばーっと思い出す、ってことはありませんか。僕はそれが大好き。

 撮影した写真、全部が全部そうなるわけじゃありません。二度と見ないものもある。でもシャッターさえ押しておけば、ふと、その写真を見つけたときに、いつでも撮った瞬間に帰れる。それってすごくいいじゃないですか。僕は、きっとその一瞬のためだけに、こうして毎日、死ぬまでカメラを持ち歩くのでしょう。

週刊朝日 2012年11月9日号


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