室井佑月、元旦那の「竹島問題」発言に「正しいじゃん」 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

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室井佑月、元旦那の「竹島問題」発言に「正しいじゃん」

連載「しがみつく女」

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 ここのところ毎日のように報道されている竹島問題。これに対し、小説家の高橋源一郎氏は「どうでもいいこと」と発言。作家の室井佑月氏は元夫のこの発言の真意をくみ取り、「正しいじゃん」と話す。

*  *  *
 韓国の李明博(イ・ミョンバク)大統領が竹島に上陸した。

 李明博大統領による日本固有の領土・竹島への上陸や、慰安婦問題などをめぐる一連の発言について、野田首相は、「理解に苦しむ発言で、遺憾であります」と述べた。

 尖閣諸島の中国の領有権を主張し、抗議船に乗船して尖閣諸島への上陸を目指していた活動家ら7人が、魚釣島に上陸した。

 沖縄県警は間もなく、上陸した5人を入管難民法違反(不法上陸)の疑いで、海上保安庁が船に戻った2人に抗議船に乗船していた7人を加えた計9人を同法違反(不法入国) の疑いで逮捕し、その後、強制送還という形で国に帰した。

 その時の野田首相の発言は、「法令にのっとり厳正に対処していく」だった。竹島も尖閣諸島も我々日本人からすれば、うちらの領土なわけで、野田さんの発言くらい、誰でもいえる。問題は、じゃあどうするか、だ。

 でも、じゃあどうするかは結局、決まっていたでしょう。中国や韓国と、戦争をする気?  経済的なことまで考えようよ。

 野田さんの一応怒ってみせた発言は、この国の国民へあてたもの。政治的パフォーマンス。ほかの国だってそうだ。そうでないなら、対外的に牽制し(島の下に資源があるらしいし)、国民向けはさらっと流せばいい。海外の馬鹿な活動家、それでいいじゃん。

 結局、日本も中国も韓国も、今、ナショナリズムを煽りたい理由がある。

 あたしがわかっているだけでも、中国は格差が広がり暴動が起きている、韓国の李明博は親族らの汚職が取り上げられ「死に体」だといわれている。……この国の問題点は、みんな知っているでしょ。

 テレ朝系の報道ステーションという番組に、元旦那の高橋源一郎が出て、この問題に対して、「どうでもいいこと」と発言し、方々でさんざん叩かれている。

 彼は領土問題がそれぞれの国の、自国の目くらましに使われているといったんだ。それはどの国の人々にとっても良くないことであると。

 正しいじゃん。

※週刊朝日 2012年9月7日号


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室井佑月

室井佑月(むろい・ゆづき)/作家。1970年、青森県生まれ。「小説新潮」誌の「読者による性の小説」に入選し作家デビュー。テレビ・コメンテーターとしても活躍。自らの子育てを綴ったエッセー「息子ってヤツは」(毎日新聞出版)が発売中。

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