俳優・吉永小百合 20代共演者に感心し自身を振り返る 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

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俳優・吉永小百合 20代共演者に感心し自身を振り返る

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週刊朝日

 10代の頃から約半世紀以上、トップスターとして活躍してきた俳優・吉永小百合。今秋公開となる116本目の出演映画『北のカナリアたち』では、宮﨑あおいや松田龍平など、共演した若手俳優陣の印象が強く残っているという。
 今回の映画で吉永さんが演じるのは小学校の元教師・はる。共演する宮﨑あおいや松田龍平は、はるの教え子の20年後という設定だ。
「すでにテレビや映画できちっと主役をされているだけあって、撮影に入ったときにはビシッとできちゃう。本当に感心し、とても刺激を受けました」
 撮影の数日前にはロケ島に入って役作りをしていた森山未來。酷寒の中でもせりふがきちんと出てくる勝池涼。彼らの数々のエピソードを披露しながら、若い共演者をたたえる。
「先生役の私が、生徒役のみなさんから教えてもらってばかり。負うた子に教えられ、です(笑)」
 しかし、吉永さん自身が、彼らと同じ20代半ばごろをふりかえると、「15歳から夢中で走り続けてきて、壁にぶつかっていた」と言葉少なにいう。実際、1972年ごろには強い精神的ストレスと疲労から、声が出なくなるという、俳優として大きな苦しみを味わっている。
 幸いだったのは、「声が出なくても、あなたのできる限りの努力をしなさい」と励ましてくれた男性がそばにいてくれたことだ。
「スターと呼ばれた自分を捨てて、もう一度ひとりの人間としてのスタートラインに立つ」
 吉永さんは、そう自分に言い聞かせて結婚に踏み切ったという。

※週刊朝日 2012年5月18日号


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