「姉さん、事件です」

 純朴ホテルマンを演じた高島政伸(45)の名ゼリフには、似つかわしくない"事件"が起きていた。

〈バカ女が〉〈死んじまえ〉―――呂律(ろれつ)の回らない高嶋らしき男性の罵声(ばせい)で始まる音声が「ユーチューブ」に投稿され、3月7日夜から「DV音声」と騒ぎになった。

 高嶋は08年、ドラマで共演したモデル美元(ミヲン・32)と「交際6日でプロポーズ」して結婚したが、10年8月に別居。9月に、「性格の不一致」や、家賃や光熱費以外の生活費を月100万円要求する美元の経済観念のなさなどを理由に高嶋が離婚調停を申し立て、離婚を拒否する美元との"泥沼裁判"に発展している。

 件(くだん)の音声は、10年5月の出来事として、美元側が裁判所に提出した証拠に酷似している。その中身は……。

〈もう寝かして〉と男の声が小さくなった後、女が叩(たた)いたような音がして、もみ合う激しい音。〈テメエが叩くから叩いてんだよ〉と男が激昂し、女が〈奥さんに死んじまえっていう男がいる?〉〈女を叩く男がいる?〉〈私どうやって自分の身を守ったらいいの〉〈お金1年間くれなかったのはほんとでしょ〉と返す修羅場。

 はたして、音声は本物なのか。高嶋の代理人は、「確認していないため、本物かはわからない」と話す。美元の代理人も、「(音声の)内容は一緒のようだが、詳しいことは調査中です。非常に遺憾です」と言う。

※週刊朝日 2012年3月23日号