タイに駆け込む“ワケあり”女性たち (1/5) 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

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タイに駆け込む“ワケあり”女性たち

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 タイに住む友人(30)が妊娠した。

 バンコクにある有名病院で通訳をして5年になる彼女は、赤ちゃんを「帝王切開で産む」という。

 理由を聞くと、不思議そうな顔をする。

「う~ん……なんだろう?前に膣の処置をいいかげんにされて裂けちゃった患者さんを見たことがあって、そうなったら嫌だなあって思ったからかなあ……っていうか、タイでは帝王切開がポピュラーなんだよ。病院で産むタイ人の8割以上は帝王切開だもん」

 タイの病院では、「自然分娩」「無痛分娩」「帝王切開」から出産方法を自由に選べる。費用は自然→無痛→帝王切開の順になるという。

「タイ人は体が小さいからリスクを減らすっていうのもあるみたいだけど、仏教への信仰心から子どもが誕生する日にこだわるという理由もある。なかには『出産で膣が広がるのが嫌だから』って言う人もいるよ。時間が決められるから病院側も助かるし、患者も先生もお互い『楽だからいいじゃん』って感じ」(友人)

 出産後に開いた膣を締める「女性器若返り手術」なるものも病院で受けることができるらしい。これは希望者の動機のほとんどが、「旦那の浮気防止」なんだとか。

「日本と違ってタイはあっけらかんとしてるからね。女性器の形成手術をして『若返った気分』って周りに自慢してる」(友人)

 微笑みの国・タイの懐は深い。

 ひところ、性転換手術の聖地として注目され、「タイに行ったっきり帰ってこなくなったオネェがいるのよぉ」なんて都市伝説が新宿2丁目辺りに流れたこともあるが、今は、ホテルのようなピッカピカの病院で不妊治療を始めとするさまざまな治療を受けることができる。

 治療に対する規制は緩く、日本では難しい卵子提供や代理母、男女の産み分けなども可能だ。

 タイで男女の産み分け治療に成功したAさん(42・北関東在住)は、自身の経験をこう振り返る。


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