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沖縄には、このあと猛烈な勢力まで発達する台風2号が今週末から近づく見込みです。今後の台風の動きにご注意ください。来週になると梅雨前線が本州付近に停滞するようになり、梅雨のような天気となるでしょう。長雨の季節が近づいてきています。

1週目26日~6月1日 台風2号の動きに注意

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1週目のポイントは「台風2号」の動きです。このあと「猛烈な」勢力に発達して、沖縄に近づく見込みです。では詳しく見ていきましょう。

あす26日(金)は高気圧に覆われて、晴れる所が多いでしょう。ただ、湿った空気や気圧の谷の影響で札幌や大阪などでは、午後はにわか雨の所がありそうです。

27日(土)は、高気圧は日本の東に移動し、日本付近には湿った空気が流れ込みやすくなるでしょう。雲が広がり、北海道や東北では雨の降る所がありそうです。沖縄は晴れ間がありますが、台風2号が徐々に近づき、海上ではうねりを伴った波が高くなる見込みです。沿岸部にお住いの方や船に乗られる方は、早めに台風への対策を取るようにしましょう。

28日(日)になると、大陸から日本海北部を通り、北海道付近には前線が延びるでしょう。そのため北海道では雨が降りそうです。また、前線に向かって湿った空気が流れ込む影響で、全国的に雲が多くなり、局地的に雨の降る所もあるでしょう。

29日(月)から6月1日(木)にかけては、北日本付近に延びていた前線が、南下して西日本や東日本に停滞する見込みです。このころには台風2号が沖縄に近づくため、台風周辺の暖かく湿った空気が前線を刺激しそうです。大雨や雷雨の可能性もありますので、最新の情報を確認するようにしましょう。予報には幅はありますが、沖縄には、31日(水)から1日(木)ごろには台風2号がかなり接近する恐れがあります。暴風や大雨、高波などの危険も高まりますので、台風情報は常に最新のものをご確認ください。

2週目2日~7日 ぐずついた天気 梅雨入りの発表は?

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2日(金)以降は、台風2号はまだ進路が定まっていないため、本州付近にも影響を受ける可能性もありますのでご注意ください。台風が近づかない場合でも、本州付近は気圧の谷や湿った空気の影響を受ける日が多くなるでしょう。東日本や西日本を中心に曇りや雨の日が多くなる見込みです。

気になる梅雨入りですが、平年ですと九州南部は5月30日ごろ、九州北部6月4日ごろ、四国6月5日ごろ、中国地方、近畿、東海6月6日ごろ、関東甲信6月7日ごろ、北陸6月11日ごろ、東北南部6月12日ごろ、東北北部6月15日ごろとなっています。そのため梅雨入りの発表があってもおかしくありません。長雨の季節になりますので、側溝の清掃や防災グッズやハザードマップの確認など早めに準備を進めるとよいでしょう。

最高気温は平年並みの日が多く、湿度も高くなるため蒸し暑くなりそうです。カビが生えやすくなる時期にも入りますのでご注意ください。

大雨の備え

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大雨が予想される場合、災害による被害を少しでも小さくしたいものです。そのために、あらかじめ備えておいていただきたいことは、次の3つです。

① 避難場所や避難経路の確認をしておきましょう。いざ大雨による災害が発生すると、避難経路が通れなかったり、避難場所に行けなくなったりすることもあります。複数の避難場所や避難経路を確認しておくことが大切です。また、川や斜面の近くは通らないようにするなど、浸水や土砂災害の危険性が高い場所を避難経路に選ぶのは、避けてください。確認した避難場所や避難経路の情報は、家族で共有しておきましょう。
② 非常用品の準備をしておきましょう。非常用の持ち出し品は、リュックなど両手が使えるものに入れて、すぐに持ち出せる所においてください。避難時に履く靴は、スニーカーなど、底が厚く、歩きやすい靴を用意するのが安全です。また、水道や電気など、ライフラインが止まった時に備えて、水や食料も用意してください。
③ 側溝などの掃除をして、水はけを良くしておきましょう。砂利や落ち葉、ゴミなどが詰まっていないかも、確認しておいてください。

いずれも、大雨になる前に、なるべく早い段階で備えるよう、心がけてください。