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きょう13日、気象庁は最新の1か月予報を発表しました。この先も全国的に気温が高く、高温傾向が続く見込みです。まだ暑さに慣れていない時期ですが、5月を待たず、急な暑さで熱中症に注意が必要な日も。天気は短い周期で変わり、大雨にも注意が必要です。

数値予報モデルによる予測結果

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きょう13日(木)、気象庁は最新の1か月予報を発表しました。
この先1か月も、全国的に気温が高い見込みです。

1か月平均の地上気圧(左図)は、オホーツク海付近で低気圧が見られる一方、高気圧が日本のはるか東から日本の南まで張り出し、全国的に南高北低型の気圧配置となり、南から北の低気圧に向かって、暖かく湿った空気が流れ込みやすい見込みです。

上空約1500mの気温(右図)は、日本の東海上と中国大陸から東シナ海を中心に平年より高いでしょう。

高温に関する早期天候情報が沖縄、九州~関東に発表

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この先の1か月予報では、気温は全国的に平年よりも高くなる見込みです。

きょう13日(木)、高温に関する早期天候情報が発表されました。
沖縄、九州から関東甲信にかけて、来週半ば、4月19日(水)頃から「かなりの高温」となる予想です。

来週中頃からは、西日本や東日本を中心に夏日が続出し、30℃に迫るような暑さになる所も出てくるでしょう。
まだ体が暑さに慣れていない時期ですので、熱中症に十分ご注意ください。
特に晴れた日の車の中は、あっという間に気温が上昇します。換気をして風通しをよくしたり、エアコンを使用するなどの暑さ対策が必要です。

※早期天候情報は、情報発表日の6日後から14日後までを対象として、 5日間平均気温が「かなり高い」もしくは「かなり低い」となる確率が30%以上と見込まれる場合に発表されます。

西・東日本 降水量は平年並みか多い 雨の降り方に注意を

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周期的に、低気圧や前線が日本付近を通過するため、天気は短い周期で変化するでしょう。
この先1か月の降水量は、西日本と東日本で平年並みか多い見込みです。

湿った空気の影響を受けやすく、雨が予想される日はまとまった雨や大雨になる日もあるでしょう。

気温が上昇するにつれて、一度に降る雨の量が多くなってきました。これは、気温が高いほど、空気中に含むことができる水蒸気の量が多くなるためですが、雨の降り方もザーザー降りやどしゃ降りの日がだんだん増えてくるでしょう。

あす14日(金)、夕方以降は西日本から雨が降りだし、15日(土)は、東日本も広い範囲で雨になりそうです。雷を伴ったり、1時間に30ミリ以上の「バケツをひっくり返したような雨」の降る所もあるでしょう。太平洋側ほど大雨となり、場所によっては、土砂災害などの災害のリスクが高まります。

外で過ごすのに快適なシーズンですが、雨が予想される日には、どんな降り方をするのかを確認し、安全に過ごせるよう備えを行ってください。【北日本】北海道・東北
【東日本】関東甲信・北陸・東海
【西日本】近畿・中国・四国・九州北部・九州南部
【沖縄・奄美】鹿児島県奄美・沖縄