メイン画像
メイン画像

8日(水)の仙台の最高気温は20℃に達しました。20℃を超えるのは100年近い統計期間で3番目の早さです。花粉の飛散が急速に多くなっています。症状のある方は対策を万全になさってください。

仙台 花粉急増 すでに昨年ピークの2.7倍

今週の暖かさで仙台のスギ花粉が急増しています。
日本気象協会東北支社の観測では、仙台のスギ花粉は2月28日(火)に飛散開始となり、3月5日(日)までの飛散量は多くても20個/㎠前後でした。一方、6日(月)は118.5個と急増し、7日(火)は469.4個と昨年ピークの2.7倍の飛散量に達しています。

ぽかぽか陽気

画像B
画像B

きょう8日(水)も東北地方は高気圧に覆われて晴れ、南から暖かな空気も流れ込む影響で、今年一番の暖かさを更新しています。
午後2時現在、東北地方で最も気温が高くなったのは福島県相馬の23.3℃で6月中旬並みまで上がりました。仙台は20.1℃で青葉が茂る5月中旬頃の陽気です。仙台で年が明けてから20℃を超えたのは、統計のある1926年10月以降、3番目に早い記録です。
そのほか福島、山形、宮城県古川など、東北の154観測点のうち28地点で20℃を超えました。

日中は暖かな日が続く

画像C
画像C

8日(水)が暖かさのピークとみられますが、最高気温は13日(月)頃まで平年を上回る日が多い予想です。
この先も晴れる日は東北南部を中心に花粉の飛ぶ量が多くなりますので、症状のある方は万全の対策をしてお過ごしください。
また、気温の上昇とともに積雪の多い所では雪崩や雪解けに伴う川の増水にも十分注意が必要です。
空気も乾燥していますので、火の取り扱いにも気をつけましょう。

帰宅後の花粉対策

画像D
画像D

花粉症の症状を緩和させるには、できるだけ花粉を避けることが大切です。そのためには、帰宅した際、体についた花粉を室内にいれないよう、以下のことを心がけましょう。

① 上着を玄関先ではたくなど、室内に入る前に、洋服や髪の毛についた花粉を、落としましょう。花粉症でない方も、このひと手間を心がけていただけると、花粉症の方にとって過ごしやすい空間を維持することができます。
② 髪の毛についてしまった花粉は、シャンプーで洗い落とすのも効果的です。
③ 帰宅後は、すぐに、うがいをして、喉に流れた花粉を取り除きましょう。
④ 洗顔をして、顔についた花粉を落とすのも、おすすめです。洗顔の際は、眼や鼻の周りについてしまった花粉が、体内に侵入しないよう、気を付けてください。
(⑤ 花粉を取り除くためには、鼻をかむことも効果的です。ただ、新型コロナウイルス感染防止のためにも、鼻をかむ前後には、必ず手洗いをしましょう。)