あす20日(月)～21日(火)は冬型の気圧配置が強まり、強い寒気が南下するでしょう。日本海側は、再び大雪のおそれ。晴れる太平洋側も、真冬並みの寒さに逆戻りとなりそうです。大雪と激しい寒暖差に注意が必要です。
再び強い寒気が南下 大雪や真冬の寒さ
きょう19日(日)は各地で南風が強まり、九州北部(18日夜～19日未明)や四国(19日)では「春一番」が吹きました。関東中心に気温が上がり、東京都心は最高気温18.5℃(15時まで)と、今年初めて18℃を超え、4月上旬並みとなりました。ただ、19日(日)夜から各地で北風に変わり、グッと寒くなりそうです。
20日(月)～21日(火)は冬型の気圧配置が強まり、真冬並みの強い寒気が流れ込むでしょう。上空1500メートル付近でマイナス6℃(降れば平地で雪の目安)は本州付近をすっぽりと覆い、北日本や東日本にはマイナス12℃以下、西日本にはマイナス9℃以下と、平年より7℃前後低い寒気が流れ込む予想です。また、日本海側で大雪の目安とされる上空3000メートル付近でマイナス20℃以下が北陸付近まで南下し、マイナス24℃が新潟付近にかかる見込みです。日本海の海面水温は北陸沿岸で10℃前後まで下がっていますが、平年よりは2℃前後高いため雪雲の発達に注意が必要です。
上空の寒気の底は21日(火)ですが、地上付近では22日(水)にかけて真冬並みの寒さとなりそうです。
日本海側 局地的な大雪に注意
20日(月)は、北海道や本州の日本海側は広く雪が降り、ふぶく所があるでしょう。北海道では20日(月)にかけて寒気を伴った低気圧が通過するため、短時間に雪が強まるおそれがあります。20日(月)夕方までに予想される24時間降雪量は、北海道日本海側の多い所で50センチ、北海道太平洋側の多い所で40センチの予想です。
また、20日(月)午後～21日(火)にかけては、北陸など日本海側の山沿いを中心に雪の降り方が強まりそうです。新潟県中越と上越の山沿いでは、多い所、50センチ～70センチの降雪が予想され、長野県北部の山沿いでも、多い所で40センチ～60センチの降雪が予想されています。大雪による交通機関への影響に注意・警戒が必要です。
再び 冬の寒さに
季節先取りの暖かさから一転、19日(日)夜から気温は急降下。20日(月)は、各地でこの時期らしい気温に戻り、21日(火)～22日(水)は、真冬並みの寒さとなるでしょう。北海道は真冬日(最高気温0℃未満)、東北や北陸は5℃以下の所が多くなるでしょう。関東から九州も広く10℃に届かず、東京都心の最高気温は8℃前後の予想です。冷たい北風が強く吹き、体感温度はいっそう低くなりそうです。万全な寒さ対策が必要です。
上の図は、気温と服装の目安です。
気温が10℃を下回るとコートが欲しくなり、5℃を下回るとダウンなど厚手のコートが必須となります。体感温度は気温だけでなく、風の強さも影響します。一般的に風速が1メートル増すと、体感温度は1℃下がるといわれています。風の強い日には、風を通しにくい衣服を一枚多く重ねるなど工夫すると良いでしょう。
また、寒さは三つの首からといいます。首・手首・足首を、マフラーや手袋、ブーツでしっかりガード。暖かくしてお出かけ下さい。
小島よしお
しいたけ.
ジェーン・スー
