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きょう30日(月)、厳しい寒さが少し和らぐ所が多いでしょう。最高気温はきのう29日(日)に比べて、3℃前後高くなる所が多い見込みです。積雪の多い所では、「なだれ」発生のリスクが高まりますので、注意、警戒してください。

10時の積雪 平年を大幅に上回る所も

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きょう30日(月)は、厳しい寒さが少し和らぐ所が多いでしょう。最高気温はきのう29日(日)に比べて、3℃くらい高くなる所が多い見込みです。

気温上昇で心配なのが、「なだれ」や屋根からの「落雪」です。
今朝までに、各地で「なだれ」が発生しています。

きょう30日(月)午前10時の積雪は、青森県八甲田山系の酸ケ湯で340センチ(平年比114%)、新潟県魚沼市西名で283センチ(平年比155%)、鳥取県大山で197センチ(平年比161%)などと平年を上回っている所があり、特に山陰から北陸にかけては、平年に比べて大幅に積雪の量が多くなっている所があります。
午前10時現在、日本海側の広い範囲に「なだれ注意報」発表されています。気温の上昇で、なだれ発生のリスクが高まりますので、注意、警戒してください。

まだ除雪作業などに取り組まれる方もいらっしゃると思いますが、融雪が進みやすい状況になっています。
必ず2人以上で取り組んで、くれぐれも事故のないようにお気をつけください。

急な雪解け 注意点は?

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暖かくなることで心配されるのが雪解けによる災害や事故です。積雪が多く残る所では、次の3つの点に注意が必要です。

①雪解けによって「全層なだれ」が発生しやすくなります。山に積もった雪が全て滑り落ちる現象で、気温の上昇や雨の後などに多く発生します。過去になだれが発生した斜面や積雪に亀裂が入っている所では、特に注意が必要です。

②気温の上昇によって積もった雪が滑り、「屋根からの落雪」が起こりやすくなります。軒先で作業する際は頭上の状況を確認するなど注意が必要です。また、除雪作業を行う場合は、命綱とヘルメットを装着し、できるだけ複数人で実施するなど、安全を確保するようにしてください。

①雪が多く積もった道路で、気温が上昇したり、雨が降ったりすると、「冠水」のおそれがあります。路肩に集められた雪によって排水が悪くなったり、雪の塊が排水溝を塞いだりしてしまうことがあるためです。大雪のあとの雨は、たとえ大雨でなくても、道路の冠水に十分ご注意ください。