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この先1か月は、北日本を中心に強い寒波が次々と襲来。また、北日本では例年以上に寒い1月となりそうです。引き続き、大雪と寒さへの備えを万全に。12月29日発表の1か月予報です。

この先1か月の天候のポイント

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気象庁は、きょう29日、最新の1か月予報を発表しました。

この先は、北日本を中心に冬型の気圧配置になりやすく、強い寒気が南下しやすいでしょう。北日本の日本海側では降水量が平年並みか多く、大雪のおそれがあるため注意が必要です。

また、北日本を中心に気温は平年より低い予想です。1月20日は二十四節気の「大寒(だいかん)」。一年で最も寒い時期ですが、北日本では例年以上に寒い「厳寒」となりそうです。

関東など東日本の太平洋側や西日本では晴れる日が多く、降水量は平年並みか少ない予想です。空気がカラカラに乾いた状態が続くため、火の元や風邪に注意が必要です。

週ごとの傾向

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【1週目(12月31日~1月6日)】
年越しは比較的穏やかとなりそうですが、年明け早々「年明け寒波」襲来です。2日~4日は冬型が強まり、強い寒気が居座ります。日本海側は広く雪で、北陸や北日本を中心に大雪に注意が必要です。Uターンラッシュと年明け寒波が重なるため、最新の気象情報・交通情報を確認しましょう。

北日本中心に、例年以上に寒い新年となりそうです。晴れる太平洋側も空気は冷たく、例年通りの寒さとなるでしょう。年越しイベントや初詣などは万全の寒さ対策が必要です。1月6日は、二十四節気の「小寒」。この小寒~立春までが「寒の内」、暦に合わせるように、寒さが一層厳しくなりそうです。

沖縄・奄美は気圧の谷や湿った空気の影響で、平年に比べ曇りや雨の日が多いでしょう。

【2週目(1月7日~13日)】
冬型の気圧配置となる日が多く、北日本中心に強い寒気が流れ込みやすいでしょう。北日本や東日本の日本海側は雪や雨の降る日が多いでしょう。一方、西日本の日本海側では気圧の谷や寒気の影響を受けにくく、平年に比べ、雪や雨の日は少なくなるでしょう。

北日本・東日本・西日本の太平洋側は、晴れる日が多いでしょう。沖縄・奄美も、気圧の谷の影響を受けにくくなり、平年に比べて曇りや雨の日が少ないでしょう。

北日本を中心に、例年以上に寒くなりそうです。

【3~4週目(1月14日~27日)】
日本海側は雪や雨の日が多く、太平洋側は晴れの日が多いでしょう。沖縄・奄美では、平年と同様に曇りや雨の日が多い見込みです。

気温は全国的に平年並みで、冬らしい寒さの日が多いでしょう。1月20日は二十四節気の「大寒」、暦の上では一年で最も寒い頃です。実際に一年で最も低い気温が観測されるのも、この頃から立春ごろまでの間が多くなります。水道凍結などに注意が必要です。

【北日本】北海道・東北
【東日本】関東甲信・北陸・東海
【西日本】近畿・中国・四国・九州

風雪・大雪・低温に伴うリスク

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風雪や大雪、低温によって以下のようなリスクがあります。

(1)停電(倒木や雪の重みで電線が切れることで発生する恐れがあります。)
停電に備えて、懐中電灯や防寒着、毛布などを準備しておくと良いでしょう。
また、電源を確保するため、モバイルバッテリーも用意しておくと安心です。

(2)水道凍結(最低気温がマイナス4℃以下になる時や真冬日が続いた時に凍結する可能性があります。)
事前に、水道菅の中から、水を抜いておきましょう。また、屋外で、むき出しになっている水道管やメーターは、発砲スチロールなどの保温材を使って、専用テープでしっかりと巻き、保温しておいてください。

(3)商品の品薄(交通網マヒによる物流遅延により発生する可能性があります。)
事前に食料品は少し多めに買い、暖房用の燃料も少し多めに確保すると安心です。