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日本付近には強烈な寒気が流れ込み、26日(月)頃にかけて強い冬型の気圧配置が続くでしょう。日本海側を中心に広い範囲で雪が降り、大雪になる所がありそうです。車が立ち往生するなどの交通障害に警戒が必要です。

長い期間 寒気が居座る

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きょう22日(木)は、日本付近は次第に冬型の気圧配置になってきています。

このあとは、次第に冬型の気圧配置が強まり、26日(月)頃にかけて強い冬型の気圧配置が続くでしょう。上空5000メートル付近には、北日本から東日本でマイナス39度以下、西日本でマイナス30度以下の強い寒気が流れ込む見込みです。先日、記録的な大雪になった18日(日)から19日(月)のときよりも強く、長い間、寒気が居座る見通しです。

今夜は雨の降っている所も、次第に雪に変わるでしょう。あす23日(金)は日本海側を中心に雪が降り、大雪になる所がありそうです。JPCZが発生し、東北の日本海側から北陸の平地でも積雪が一気に増加し、警報級の大雪になるおそれがあります。また、太平洋側でも山地を中心に大雪となり、平地でも雪の積もる所があるでしょう。

※JPCZとは、シベリアから流れ込む冷たい風が朝鮮半島北部に位置する長白山脈(最高峰:白頭山2744メートル)によって、いったん二分し、その風下である日本海で再び合流することでできる収束帯(雪雲が発達しやすいライン)のことです。

車の立ち往生など交通障害に警戒

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「道路影響予測」によりますと、今夜から24日(土)にかけて、日本海側を中心に気象による道路影響のリスクが高いでしょう。北海道では25日(日)クリスマス頃にかけて影響が高いままです。暴風雪などによる視程障害が発生するおそれがあります。
先日のような車の立ち往生などのリスクも高まることが予想されるため、外出は無理をせず、できる限り不要不急の外出は控えるようにしてください。

やむを得ず、車で外出されて雪道で立ち往生してしまった場合、一酸化炭素中毒に注意が必要です。
車が雪に埋まったときは、原則、エンジンを切りましょう。マフラーが雪に埋まると排気ガスが車内に逆流し、一酸化炭素中毒を起こすおそれがあります。窓を開けて換気しても、窓の開口量や風向きなどの条件によっては、一酸化炭素中毒の危険が高まることがあります。
防寒などでやむを得ずエンジンをかけるときは、マフラーが雪に埋まらないように、こまめにマフラーのまわりを除雪してください。雪道を運転する場合は、万が一に備えて、除雪用のスコップや防寒着、毛布などを車内に用意しておくとよいでしょう。