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クリスマス寒波の後も年始にかけて強い寒気が次々と流れ込みます。引き続き大雪への備えを万全に。また、年末年始の帰省は交通機関への影響に注意が必要です。22日発表の1か月予報です。

この先1か月の天候のポイント

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この先1か月は、寒気の影響を受けやすいでしょう。
気温は東日本、西日本と沖縄・奄美で低いでしょう。東日本と西日本では、期間の前半は気温がかなり低くなる可能性があります。北日本では、期間の前半は気温の変動が大きい所があるでしょう。

降水量は、北日本日本海側で平年並みか多く、東日本日本海側で多いでしょう。東日本から西日本の太平洋側は降水量が少なく、日照時間は多い見込みです。沖縄・奄美では、降水量は平年並みか少なく、日照時間は平年並みか少ないでしょう。特に、期間の前半は日照時間の少ない状態が続く所がありそうです。

降雪量は、北日本日本海側と西日本日本海側で平年並みか多いでしょう。東日本日本海側は多く、期間の前半にかなり多くなる可能性があります。

1週目(12月24日~30日)のポイント

25日にかけて日本付近は強い冬型の気圧配置が続き、今シーズンこれまでで一番強い寒気が流れ込みます。日本海側は九州北部も含めて広い範囲で雪が降り、北陸周辺を中心に発達した雪雲がかかるでしょう。短い時間に一気に雪が増えることもあり、車の運転は交通障害に警戒が必要です。一方、晴れる太平洋側も所々に雪雲が流れ込みます。山地を中心に大雪となり、平地でも雪の積もる所があるでしょう。

全国的に寒さが厳しく、雪が降る地域では凍えるような寒さとなる所もありそうです。

26日からは次第に冬型の気圧配置が緩みます。北日本から西日本にかけての日本海側は曇りや雪または雨の降る日が多いでしょう。太平洋側は晴れる日が多い見込みです。厳しい寒さは幾分和らぎますが、一時的でしょう。

沖縄・奄美は気圧の谷や寒気の影響で雲が広がりやすいでしょう。

2週目(12月31日~1月6日)のポイント

冬型の気圧配置となる日が多く、強い寒気が流れ込みやすいでしょう。日本海側は曇りや雪、雨の降る日が多く、太平洋側は晴れの日が多い見込みです。特に年始は冬型の気圧配置が強まる可能性があり、強い季節風や大雪により交通機関に影響が出ることが考えられます。最新の気象情報をご確認ください。

全国的に気温は平年より低く、寒さの厳しい年越し・お正月となりそうです。年越しイベントや初詣などは万全の寒さ対策が必要です。

沖縄・奄美は引き続き気圧の谷や寒気の影響を受けやすく、曇りや雨の日が多いでしょう。

3~4週目(1月7日~1月20日)のポイント

日本海側は曇りや雪、雨の日が多く、太平洋側は晴れの日が多いでしょう。沖縄・奄美では、平年と同様に曇りや雨の日が多い見込みです。

気温は全国的に平年並みで、冬らしい寒さの日が多いでしょう。1月20日は二十四節気の「大寒」で、暦の上では一年で最も寒い頃です。実際に最低気温が観測されるのも、このころから立春ごろまでの間のことが多くなります。水道凍結などに注意が必要です。

【北日本】北海道・東北
【東日本】関東甲信・北陸・東海
【西日本】近畿・中国・四国・九州

風雪・大雪・低温に伴うリスク

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風雪や大雪、低温によって以下のようなリスクがあります。

(1)停電(倒木や雪の重みで電線が切れることで発生する恐れがあります。)
停電に備えて、懐中電灯や防寒着、毛布などを準備しておくと良いでしょう。
また、電源を確保するため、モバイルバッテリーも用意しておくと安心です。

(2)水道凍結(最低気温がマイナス4℃以下になる時や真冬日が続いた時に凍結する可能性があります。)
事前に、水道菅の中から、水を抜いておきましょう。また、屋外で、むき出しになっている水道管やメーターは、発砲スチロールなどの保温材を使って、専用テープでしっかりと巻き、保温しておいてください。

(3)商品の品薄(交通網マヒによる物流遅延により発生する可能性があります。)
事前に食料品は少し多めに買い、暖房用の燃料も少し多めに確保すると安心です。