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冬本番の北海道ですが、明日(22日)から明後日(23日)は各地で天気が崩れ、降るものは雨やみぞれが主体となる所もありそうです。降り方や風が強まり、大雨や大雪、大荒れの天気となる恐れがあります。

明日22日は大荒れの天気や大雪、大雨の恐れ

明日(22日)は、低気圧が発達しながら釧路沖に近づき、北海道付近は大気の状態が不安定になるでしょう。また、南から暖かい空気が流れ込みやすくなります。

昼前には道南から雨が降り出し、午後はその他の地域でも雨や湿った雪が降りやすくなるでしょう。道東方面を中心に全道の広い範囲で降り方が強まり、局地的にまとまった雨や雪の量となることもありそうです。また、沿岸では風が強まって横なぐりの雨となったり、雪を伴ってふぶいたりと、大荒れの天気となる恐れもあります。

道南方面や道東など南の地域では降るものは沿岸を中心に雨が主体ですが、道北やオホーツク海側、山沿いなどでは湿った雪が主体となるでしょう。局地的に大雪となる恐れがあります。
明日正午からの24時間で降る雪の量はいずれも多い所で以下の通りです。
日本海側北部・オホーツク海側 30~50センチ
日本海側南部・太平洋側東部  20~40センチ

その後も雪の量がさらに増える恐れがあります。
大雪やふぶきによる交通障害に注意し、湿り雪による電線着雪などにも十分注意してください。

冬の雨 気をつけることは

今の道内は、日本海側を中心に積雪状態となっている地域が多くなっています。今日午後2時の時点で道内で最も積雪が多くなっているのは、上川地方の幌加内町朱鞠内で161センチ、札幌は21センチとなっています。

雪がしっかり積もっている所に雨が降ると、雪解け水が加わって、河川の水位が急激に上昇したり、山沿いの地域では土砂災害が起きる可能性もあります。雨が強まっている時はもちろんですが、雨が弱まってからも傾斜地や川のそばなどには近づかないようにしてください。

さらに、街中でも冬の雨で注意が必要な点があります。
道路には大きな水たまりが発生して路面状況はかなり悪くなり、アンダーパスなどが冠水する恐れもあるため、路面状況の変化には十分な注意が必要です。また、ドライバーの方は泥はねに注意するなど、歩行者に優しい運転を心がけましょう。
積雪が多くなっている地域では、なだれや落雪が起きる危険もあります。足元が悪く、外出の際は路面状態を気にしがちですが、頭上にも注意し、軒下などは避けて歩くようにしましょう。