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22日(木)の夜から冬型の気圧配置が強まり、記録的大雪となった18日(日)から19日(月)よりさらに強い寒気が流れ込むでしょう。JPCZも発生し、東北から北陸を中心に平地で大雪となる恐れ。年末年始にかけも厳しい寒さの日が多くなるでしょう。

25日(日)にかけて大寒波が襲来

22日(木)は、低気圧が日本海と本州の南岸沿いを進み、九州から北海道にかけて広く天気が崩れるでしょう。暖かい空気が流れ込むため、積雪が急増した地域も雪ではなく雨が降る所が多くなりそうです。雪崩や屋根からの落雪にご注意ください。

22日(木)の夜から冬型の気圧配置が強まり、記録的な大雪となった18日(日)から19日(月)よりも強い寒気が流れ込むでしょう。上空5000メートル付近にマイナス39℃以下の寒気が北陸付近まで流れ込む予想です。(マイナス36℃以下の寒気は大雪の目安です。)

北海道や東北の日本海側から九州北部にかけて広く雪が降るでしょう。また、JPCZ※が発生し、東北や北陸を中心に発達した雪雲が次々と流れ込み、平地でも大雪となる恐れがあります。(※JPCZとは、シベリアから流れ込む冷たい風が朝鮮半島北部に位置する長白山脈(最高峰:白頭山2744メートル)によって、いったん二分し、その風下である日本海で再び合流することでできる収束帯(雪雲が発達しやすいライン)のことです。)

車の立ち往生など交通障害が発生する危険性が高まるため、警戒が必要です。風も強まり、ふぶいて見通しの悪くなる所もあるでしょう。電線に着雪し、停電が発生する可能性もあります。懐中電灯や暖を取るものを用意しておくとよいでしょう。太平洋側も東北や近畿、四国など雪雲の流れ込む所がありそうです。

25日(日)にかけて、強い冬型の気圧配置が続くため、日本海側ではさらに積雪が増えるでしょう。大雪や暴風雪に警戒が必要です。

年末年始も厳しい寒さ

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年末年始にかけても寒気が流れ込みやすく、北海道と本州の日本海側は雪が降りやすいでしょう。特に、29日(木)から30日(金)頃は雪の降り方が強まりそうです。移動の多い時期ですが、交通機関への影響に注意が必要です。太平洋側は晴れて、空気の乾燥する日が多いでしょう。

最高気温・最低気温ともに平年並みか低い日が多い予想です。日中も厳しい寒さの日が多く、朝晩は冷え込みが強いでしょう。初日の出を見に行かれたり、初詣に行かれたりする場合も万全な寒さ対策をしてお出かけください。

雪道運転 万が一に備えての安心グッズ

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雪道運転をする場合、立ち往生など万が一に備えて、次のものを用意しておくと安心です。
(1)防寒着やカイロ、毛布など暖をとるもの
暖房がとまってしまった際の車内温度の低下に備えましょう。
(2)飲料水や非常食、モバイルバッテリー、簡易トイレ、懐中電灯
長時間、車内で過ごすことや夜間のトラブルを想定して準備しておきましょう。
(3)ブースターケーブル、 牽引ロープ、タイヤチェーン
バッテリー上がりの際に使用するブースターケーブルや発進不能になったときの脱出に役立つ牽引ロープもあると良いでしょう。スタッドレスタイヤだけでは対処しきれないほどの積雪にも対処するため、タイヤチェーンもあると役立ちます。
(4)軍手、ゴム手袋、長靴、スコップ
除雪ができるものを準備しておきましょう。マフラーが雪に埋まると排気ガスが車内に逆流し、一酸化炭素中毒を起こすおそれがあります。

雪道を運転する際は、もしものときに役立つグッズをクルマに積んでおくようにしてください。加えて、出かける前に燃料が十分にあることを確認しましょう。ただし、気象情報や交通情報を確認し、大雪や猛吹雪が予想される場合は、外出の予定を変更したり、移動手段を変更したりすることも検討してください。