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きょう18日、九州には台風14号の活発な雨雲がかかっており、すでに24時間雨量が200ミリを超えているところがあります。このあとも雨雲がかかり続け、記録的な大雨となるおそれがあります。

九州に台風本体の活発な雨雲

きょう18日10時、大型で非常に強い台風14号は、屋久島の南南東約50キロを1時間におよそ25キロの速さで北北西へ進んでいます。宮崎県も暴風域に入りました。

九州には台風本体の活発な雨雲がかかっています。九州では南部を中心にすでに雨量が多くなっています。10時40分までの24時間雨量は宮崎県都城市で294.0ミリ、諸塚村で255.0ミリなどと200ミリを超えています。鹿児島県錦江町でも178.0ミリと雨量が多くなっています。

記録的な大雨のおそれ

このあと、台風は北よりに進み、九州に上陸するおそれがあります。

九州は、このあとも台風本体の活発な雨雲がかかり続けるでしょう。記録的な大雨となるおそれがあります。あす19日にかけて、線状降水帯が発生して大雨災害の危険度が急激に高まる可能性もあります。土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に厳重に警戒してください。

また、これまでに経験したことのないような暴風や高波、高潮となるおそれがあります。最大級の警戒をして早め早めに身の安全を確保してください。

台風の大雨 土砂災害から避難するには

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今回の台風では、大雨が予想されていて、土砂災害の恐れがあります。土砂災害から避難するには、ポイントが2つあります。

1つめは、早めの避難を心掛けることです。特に、お年寄りや障害のある方など、避難に時間のかかる方がいらっしゃる場合は、大雨になってしまう前に、行動してください。また、夜中に大雨が予想される場合は、なるべく明るいうちに、避難所など安全な所へ避難することが重要です。

2つめは、より安全な所へ避難することです。これまで、土砂災害の多くは、木造家屋の1階で被害にあっています。すでに雨が強まっているなど、どうしても避難場所への移動が困難な場合は、近くの頑丈な建物の2階以上へ移るのも、選択肢の一つです。家の中に留まる場合も、斜面から離れた部屋や、2階以上の部屋へ移ってください。

万が一、土石流が発生した場合は、土砂の流れる方向に対して直角に、できるだけ高い所へ避難することが、命を守ることにつながります。