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きょう21日の深夜、東の低空で、昇ってくる月が火星を隠す現象「火星食」が起こります。各地の「火星食」の見え方や気になる天気をまとめました。

月が火星を隠す「火星食」

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きょう21日の深夜、東の低空で、昇ってくる月が火星を隠す現象「火星食」が起こります。

国立天文台によりますと、今回の火星食は、各地の月の出の前後に起こります。北日本では、地平線上に昇ってから火星の潜入が起こり、全経過を見ることができる地域があります。関東の大部分から中部、近畿、中国、四国では、火星が月に隠れた状態で昇ってきて、出現のみ地平線上で見られます。一方、九州以西の地域では、火星の出現後に月の出となり、食を見ることはできません。

今回の火星食は低い高度で起きるので、東の空が開けた場所で観察すると良いでしょう。肉眼でも見えますが、双眼鏡や天体望遠鏡を使うと見やすくなります。一番上の図のように潜入・出現の時刻や月の縁のどこに見えるかは観察場所によって違うため、事前に確認をしておくと良いでしょう。

天気は?

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きょう21日深夜からあす22日の未明にかけての天気は、北海道では雲が多めながらも雲の切れ間がある見込みです。日本海側や太平洋側で「火星食」を見られる所があるでしょう。東北北部も雲が多いですが、雲の切れ間はあり、観察のチャンスがありそうです。東北南部から中国、四国は雲に覆われ、雨の降る所が多いでしょう。