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きょう12日、大気の状態が不安定となっており、神戸市など非常に激しい雨が降った所もありました。午後も大気の不安定な状態が続き、帰宅時間帯も東海から北海道を中心に所々に雨雲や雷雲がかかるでしょう。

非常に激しい雨を観測

きょう12日、低気圧が日本海を東よりに進んでいます。低気圧に向かって暖かく湿った空気が流れ込んでいます。本州付近の上空約6000メートルには、氷点下6℃以下の寒気が流れ込み、大気の状態が不安定になっています。

午前中から近畿や北陸を中心に雨雲や雷雲が発達し、非常に激しい雨が降った所があります。新潟県上越市安塚で8時30分までの1時間に65.5ミリを観測し、観測史上1位の値を更新しました。また神戸市でも4時28分までの1時間に63.5ミリの非常に激しい雨を観測。6時20分までの3時間雨量は96.5ミリと7月の1位の値更新しました。

午後も大気の状態が不安定

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上の図は発雷確率で、雷がどれだけ発生しやすいかを示したものです。オレンジから赤、紫と色ごとに確率が高くなります。図のように、きょう12日の午後は北陸を中心に発雷確率が高くなっています。

今夜にかけて、北陸や東北、関東を中心に雷を伴った非常に激しい雨が降り、大雨となる所があるでしょう。中国、四国や近畿、東海、北海道も所々で雨雲や雷雲がかかりそうです。土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に警戒・注意してください。

街中でゲリラ豪雨(局地的な大雨)が発生 避難のポイントは

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ゲリラ豪雨(局地的な大雨)が街中で発生すると、アスファルトなどによって水はけが悪いために、思わぬ所に水が溜まる恐れがあります。そこで、避難の際は、次の3つのことに注意が必要です。

①雨宿りをする際は、建物の地下室や、地下街などではなく、建物の1階以上の場所を選びましょう。橋の下も、川が増水する恐れがありますので、絶対に避けて下さい。
②浸水した道路を歩く時は、とても危険です。水の流れに足をとられてしまう恐れがあるだけでなく、足元が見えないので、側溝やマンホールに落ちてしまう可能性もあります。やむを得ず、水の中を歩く場合は、棒などで足元を確認しながら進みましょう。
③アンダーパスなど低い所を通る道路では、車が水につかると、水圧によって、ドアが開かなくなることもあります。運転の際は、なるべく低い所を通る道路を避けるよう、心がけてください。