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13日~14日、再び南岸低気圧の影響で、関東甲信地方では雪予想に。8年前(2014年)のバレンタインデー14日~15日は、関東甲信地方を中心に大雪に。東京都心27センチ、甲府市は114センチの積雪となり、車の立ち往生など大きな被害がでました。今年のバレンタインデーも、南岸低気圧による雪の降り方に注意が必要です。

2月は南岸低気圧に要注意

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2月は、冬型の気圧配置が長続きしなくなり、その隙をつくかのように本州の南岸を低気圧が進む、いわゆる関東に雪をもたらす「南岸低気圧」が多くなります。きのう(10日)~けさ(11日)にかけても、この南岸低気圧の影響で関東甲信地方は富士河口湖町など内陸を中心に30センチ以上の雪が積もり、東京都心2センチ、千葉市5センチなど市街地でも積雪となりました。

きょう(11日)は全国的に天気が回復しますが、それも束の間です。3連休最終日の13日~14日は再び、南岸低気圧の影響で、関東甲信地方は雪予想。10日~11日より雨量が多く、関東で雪が降る目安の寒気(上空1500メートルでマイナス3℃以下)が南下するため動向に注意が必要です。

1月 東京都心で10センチの積雪 条件が似てる?

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南岸低気圧による関東の雪予想は、気温や湿度、風向、低気圧のコースや発達具合など非常に難しく、予報士なかせと言われます。また、南岸低気圧の北側に小さな低気圧が発生すると、雪雲や雨雲が北に広がり、予報が複雑になります。先月1月6日、東京都心で10センチの積雪となった時も、南岸低気圧の北側に天気図に書かれないような小さな低気圧が発生・発達したのも大雪の一因です。

13日~14日は、先月1月6日に似たパターンになる事も考えらえます。最新の気象情報を、こまめに確認するようお願いします。

8年前 大雪のバレンタインデー

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今から8年前、2014年の2月は、2週続けて南岸低気圧の影響で関東甲信を中心に大雪となりました。

①2月8日~9日 最深積雪:東京27センチなど

②2月14日~15日 最深積雪:東京27センチ、山梨県甲府市114センチ、富士河口湖町143センチなど

甲府市などで観測史上1位を更新、車の立ち往生や、雪崩により集落が孤立するなど大きな被害がでました。

2月は、関東甲信地方では一年で一番雪が降りやすい時期です。目先、13日~14日の南岸低気圧の動向に注意が必要です。

※2014年2月8日と2月15日の天気図を追記