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九州は、先週までの寒さが和らぎ、今週はさわやかな秋晴れが続くでしょう。季節がやや後戻りし、夏日が現れる所もある見込みです。そして、11月以降、冬にかけては次第に寒気が入りやすくなり、この冬は寒くなりそうです。

朝と昼の気温差20度近くも

けさの九州は放射冷却現象が強まり、最低気温は鹿児島県伊佐市で2.8度、本県南小国町で3.2度など、九州の山沿いや内陸部では3度前後まで下がった所があり強い冷え込みになりました。

きょう26日、日中はおだやかに晴れて、最高気温は各地で20度を超え、鹿児島市は25度と夏日になる見込みです。

朝と昼間の気温差が20度近くになる所もありますので、調節しやすい服装がよいでしょう。

今週は秋晴れ続き 過ごしやすい

九州は、先週までの寒さが和らぎ、今週は高気圧に覆われてさわやかな秋晴れの日が多くなるでしょう。

気温は平年よりやや高くなり、季節が少し後戻りする見込みです。日中は過ごしやすいですが、内陸部などでは汗ばむくらいになる所もあるでしょう。朝晩と昼間の気温差にはお気をつけ下さい。

今週の乾いた秋晴れを利用して、布団干しをしたり衣類の整理など進めておくとよいでしょう。

この冬の天候は?

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きのう25日、気象庁から発表された3か月予報(11月~1月)によると、この冬、九州は寒い冬になる見込みです。平均気温は、11月はほぼ平年並みですが、12月から来年1月は低温傾向になるでしょう。

このあと冬にかけて「ラニーニャ現象」が発生する可能性が高くなっています。これが寒い冬をもたらす要因の一つです。

ラニーニャ現象が発生すると、太平洋熱帯域西部付近で積乱雲の発生が多くなり、日本付近では偏西風が南へ蛇行して大陸からの寒気が流れ込みやすくなります。このため、特に12月から1月は九州は冬型の気圧配置は現れやすくなり、気温が低めになり寒い冬になる見込みです。

11月は天気は周期的変化しますが、12月から1月は太平洋側の地域をのぞき、寒気の影響で曇りや雨または雪の日が多くなるでしょう。11月~1月の降水量はほぼ平年並みの見込みです。

この冬、九州は寒さや雪への備えが必要になるでしょう。