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西日本は、14日木曜までの20日間降水量が、平年を大幅に下回っています。ただ、この土日は、全国的に雨で、西日本では久しぶりにまとまった雨になる所も。一方、北日本では「初雪」「初冠雪」「初霜」「初氷」ラッシュになる可能性があり、季節が一気に進みそうです。

西日本 20日間降水量は 平年よりかなり少ない

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15日金曜も、西日本と東日本は広く晴れましたが、西日本では、このところ広い範囲で「まとまった雨」が降っていません。14日木曜までの20日間合計降水量をみると、西日本では平年に比べ「かなり少ない」所が目立っています。

特に岡山市は、9月19日以降、日降水量0.5㎜以上の日がなく、和歌山市・福岡市・佐賀市・長崎市・本市は、9月23日以降、日降水量0.5㎜以上の日がありません。

また、雨が降らないことで空気が乾き、15日金曜の最小湿度は、広島市で27%まで下がりました。

土日 西日本は久しぶりの「まとまった雨」 北日本は冬の便りが続々と

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ただ、この土日は、全国的に雨が降るでしょう。

これまで雨の少なかった西日本でも、久しぶりに「まとまった雨」になりそうです。雨だけでなく風も強まるので、沿岸部を中心に、横殴りの雨になる所もあるでしょう。

さらに、雨の後は「今季一番の寒気」が流れ込むので、北日本では、標高の高い所を中心に、雨が雪に変わるでしょう。北海道では、標高の高い峠や山間部を中心に雪が降り、積雪状態となるため、「初冠雪」の便りが次々に届く可能性があります。峠では、積雪や路面の凍結に注意が必要です。

また、北海道は平地でも雪が降り「初雪」になる所もあるでしょう。さらに、北日本では、雪の降らない所でも、来週前半の朝は冷え込んで「初霜」や「初氷」が次々と観測される可能性があります。車などの冬支度は、早めに行ってください。

冬道の運転 注意するキーワードは「ふゆとじこ」

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これから冬の時期に向けて、車を運転する際に、気をつけていただきたいポイントは、5つあります。

① 冬道装備をしっかりと行いましょう。早めに冬用タイヤに取り換えたり、タイヤチェーンを用意したりしましょう。雪道運転は、バッテリーが上がりやすくなります。遠出をする際は、予備のウォッシャー液やバッテリーを確認するなど、事前の点検も忘れないでください。

② ゆっくりと、慎重に運転しましょう。雨や雪が降った後に、気温が低いと、普段、慣れている道でも、思わぬ所が凍結している可能性があります。また、雪のない所でも、道路が黒っぽく見えたら、凍結している恐れがありますので、油断しないでください。

③ 時には、迂回や出控えることも、選択肢の一つです。ドライブプランなどを、一時的に変更するのも良いでしょう。

④ 時間に余裕をもって、出発しましょう。慌てると、凍結した道路でも、ついスピードが出てしまい、事故につながってしまいます。

⑤ こまめに天気や道路情報を確認しましょう。天気予報が、急に「晴れ」から「雪」に変わるかもしれません。雪が降ると、道路が通行止めになることもあります。

5つのポイントの頭文字を並べて、「ふゆとじこ」と覚えてください。