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7日(木)、最大震度5強を観測する地震があった関東で、今後注意すべきポイントは、土砂災害や強い地震です。

関東では、来週12日(火)から14日(木)は雨が降るでしょう。7日(木)の地震によって揺れの大きかった埼玉県などを中心に地盤の緩んでいる所があるため、いつもより土砂災害の危険性が高まる恐れがあります。いざという時への備えも、まとめました。

12日(火)から14日(木)は雨 土砂災害の危険性が高まる地域も

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あす9日(土)の関東は、湿った空気が流れ込むため、雲が広がり、北部や内陸部で雨の降る所があるでしょう。その後、いったん晴れるものの、12日(火)から14日(木)は、前線や湿った空気の影響で広く雨が降り、局地的に降り方の強まる可能性があります。

7日(木)に発生した地震で、埼玉県など揺れの大きかった地域では、地盤が緩んでいる可能性が高いため、雨による土砂災害の危険性がいつもより高くなる恐れがあります。少しの雨でも油断しないで、十分注意してください。

(土砂災害の前触れ)

・がけや斜面がひび割れている

・がけから石がぶつかり合う音が聞こえたり、土のにおいがしたりする

・川の水や湧き水が濁る、または湧き水が止まる

・がけや斜面から水が吹き出す

・雨が降り続いているのに、川の水位が減少する

このような現象が見られたら、土砂災害の危険が高まっています。すぐに安全な場所へ避難してください。

今後1週間程度は強い地震に注意

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過去の事例をみると、大地震発生から1週間程度の間に、同程度の地震が発生した事例が1~2割程度あります。揺れの強かった地域では、地震発生後1週間程度、最大震度5強程度の地震に注意してください。特に、地震発生後2~3日程度は、規模の大きな地震が発生することが多くあります。

非常持ち出し袋 備えたいものは?

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いざという時に慌てないように、日頃からの備えが大切です。

ハザードマップで、避難経路や危険な場所を確認し、安否確認の方法や集合場所などを、家族や友人などと決めておきましょう。また、非常用品をリュックなどにまとめて、中身を確認しておきましょう。地震による停電に備えて、懐中電灯やスマートフォンの予備のバッテリーを用意したり、通信回線が集中してもいち早く正しい情報を入手できるように、電池式の携帯ラジオを準備しておくと安心です。