メイン画像
メイン画像

南シナ海と宮古島付近にある2つの熱帯低気圧が、5日までに台風に発達する予想です。3連休にかけて日本付近に影響を及ぼす可能性もあり、今後の動向に注意が必要です。

台風9号・10号に発達か

画像A
画像A

4日午前3時の天気図上には、南シナ海と宮古島付近、そして日本の南に熱帯低気圧があります。このうち、南シナ海と宮古島付近にある2つの熱帯低気圧が、5日までに台風に発達する予想です。台風になれば、台風9号と台風10号が立て続けに発生することになりそうです。今後、週末からの3連休にかけて、日本付近に影響を及ぼす可能性もあります。今後の動向に注意が必要です。

8月は台風シーズン

日本付近の海上では、「台風のたまご」と言われる熱帯低気圧が発生しやすくなっています。8月は、平年の台風の発生数(年間で25.1個)のうち、5.7個と年間でも最も多く台風が発生します。また、8月に接近するのは平年で3.3個、上陸は0.9個で、日本へ大きな影響をもたらす可能性が高くなります。今後も台風の発生に注意が必要です。

台風に備えて 日頃からできること

画像C
画像C

これからの本格的な台風シーズンに備えて、日ごろから備えをしておくことが大切です。特に、台風による大雨で大きな被害をもたらす土砂災害から身を守るために、次の2つの情報をチェックしておきましょう。

1つめは、住んでいる場所(今いる場所)が、土砂災害が発生しやすいかどうか、確認することです。都道府県や国土交通省のホームページを見て、「土砂災害警戒区域」や「土砂災害危険個所」となっていれば、土砂災害の恐れがあります。ただ、土砂災害警戒区域でなくても、近くに「がけ」がある所は、注意が必要です。

2つめは、雨の情報を確認することです。パソコンやスマホで、雨雲レーダーを見ると、雨雲の様子を確認できますし、気象庁のホームページなどでは、「どれくらい雨が降ったか」という情報だけでなく、「土砂災害警戒情報」が発表されている所もわかります。土砂災害警戒情報が発表されたら、自治体からの避難勧告の発令に特に注意しながら、安全な所へ避難してください。

また、非常用の持ち出し袋など、防災用品の準備や中身の確認をしたりなど、日頃からできる備えをしておくようにしましょう。