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きょう17日も湿った空気の影響で、四国や九州では断続的に雨で、1時間に80ミリ以上の猛烈な雨が降った所も。あす18日にかけて更に雨量が増える予想。大雨による土砂災害に厳重な警戒が必要です。

たった1日で7月ひと月分に迫る大雨

きょう17日も、湿った空気の影響で四国や九州では断続的に雨が降り、高知県土佐清水市で午前3時31分までの1時間に80.0ミリの猛烈な雨が降りました。また、宮崎県延岡市でも午前6時31分までの1時間に68.0ミリの滝のような非常に激しい雨が降りました。また、17日午前8時までの24時間雨量は、宮崎空港で236.0ミリ、宮崎県児湯郡高鍋町で202.5ミリと、高知県土佐清水市で197.0ミリと、たった一日で平年7月ひと月分の雨量の8割前後の雨が一気に降りました。17日午前8時現在、宮崎県にはレベル4相当の土砂災害警戒情報が発表されています。

更に雨量増える 土砂災害などに厳重警戒

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西日本の上空約6000メートルには、氷点下6度以下の寒気が流れ込んでいます。また、西日本の太平洋側を中心に、高気圧の縁を回って暖かく湿った空気が流れ込み、あす18日にかけて大気の不安定な状態が続く見込みです。四国や九州など西日本の太平洋側を中心に、あす18日にかけて雷を伴い、1時間に50ミリ以上の非常に激しい雨が降り、大雨となる所があるでしょう。すでに、これまでの雨で地盤が緩んでいる所があります。土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水・氾濫などに厳重な警戒が必要です。

[防災事項]

<大雨>

18日6時までの24時間に予想される雨量は、多い所で、

四国地方        250ミリ

九州北部地方、九州南部 200ミリ

その後、19日6時までの24時間に予想される雨量は、多い所で、

四国地方、九州北部地方 100から150ミリ

の見込みです。

<雷・突風>

西日本の太平洋側を中心に、18日にかけて落雷や竜巻などの激しい突風に注意してください。発達した積乱雲の近づく兆しがある場合には、建物内に移動するなど安全確保に努めてください。降ひょうのおそれもありますので、農作物や農業施設の管理にも注意してください。