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この先2週間の天気の見通しです。沖縄付近に停滞している梅雨前線が次第に北上するでしょう。九州から東北にかけて雨の降る日が多くなりそうです。梅雨の最盛期に入り、大雨にいっそう警戒が必要な時期になります。

梅雨前線いよいよ北上の見通し

今年は5月中旬に梅雨前線が本州付近まで北上し、九州から東海では異例の早い梅雨入りとなりました。その後は梅雨前線は南下。6月に入っても梅雨前線は沖縄付近に停滞することが多く、九州から東海も度々梅雨の晴れ間が広がり、関東甲信や北陸、東北では平年より遅い梅雨入りに。関東甲信や北陸、東北の梅雨入りは梅雨前線によるものではなく、上空の寒気や気圧の谷による雨での梅雨入りとなりました。(なお、梅雨入りの発表は速報値で、秋に再検討され、見直されることがあります。)

ただ、この先、日本の東で太平洋高気圧が強まるため、梅雨前線は東から北上してくる見通しです。来週は西日本から東日本付近に梅雨前線が停滞しやすくなり、本州付近で梅雨の最盛期を迎えるでしょう。

各地の詳しい2週間天気を見ていきます。

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22日(火)~28日(月) 梅雨前線が次第に北上

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九州から東海は24日(木)頃までは晴れ間がでるでしょう。前線に近い関東や東北は雲が広がりやすく、雨の降る日もある見込みです。26日(土)以降は九州から東北にかけて広く雲が増えるでしょう。27日(日)から28日(月)は梅雨前線の影響で、広く雨が降る予想です。活発な雨雲がかかり、九州から近畿を中心に雨量が多くなる所もありそうです。

沖縄は晴れの天気が続かず、梅雨明けはまだ先となるでしょう。梅雨明けは平年(6月21日ごろ)より1週間以上遅れる可能性があります。

29日(火)~7月4日(日) 梅雨が本格化

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29日(火)以降は梅雨前線が本州付近に停滞するでしょう。九州から東北は広く梅雨空が続くようになりそうです。梅雨前線の活動が活発化し、発達した雨雲がかかる日もあるでしょう。梅雨の最盛期に入り、大雨に警戒が必要な期間に入りそうです。

球磨川や筑後川、飛騨川、江の川、最上川といった大河川での氾濫が相次いだ昨年の「令和2年7月豪雨」のように、梅雨の最盛期は災害につながるような大雨に度々見舞われる時期です。事前に非常持ち出し袋やハザードマップの確認をしておきましょう。大雨が予想される場合には気象情報や自治体からだされる避難情報に注意するようにしてください。