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26日水曜のお月様はとても貴重な満月です。皆既月食が起こり、2021年では地球に最も近い満月なので、最も大きく見えることから「スーパームーン」とも呼ばれます。気になる天気について、満月を見るには、どこで条件が良いのか、まとめました。

26日水曜の満月 貴重な理由 その1

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26日水曜の夜、のぼってくる月は、満月です。ただ、この日の満月は、特徴が2つあります。

1つは、皆既月食が起こるということです。皆既月食は、月が「赤銅色(しゃくどういろ)」と呼ばれる、赤黒い色に見えて、今回の皆既月食は、天気の条件さえ良ければ、全国で観察することができます。

国立天文台によりますと、月は18時44分ごろから欠け始め、皆既食の始まりは20時9分ごろ、食の最大は20時18分ごろ、皆既食の終わりは20時28分ごろ、欠けた部分が小さくなっていって、部分食が終わるのは21時52分ごろです。

また、月の出の時間は、場所によってすこしずつ違いますので、北海道の西部、東北地方の西部、中部地方の西部、近畿から九州では、月が欠けた状態のまま昇ってくる「月出帯食」となります。

26日水曜の満月 貴重な理由 その2

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そしてもう1つ、26日水曜の満月は、2021年では地球に最も近い満月でもあります。そのため、最も大きく見えることから、「スーパームーン」とも呼ばれるのです。

ちなみに、2021年で最も遠い満月は、12月19日です。「最も近い満月」と「最も遠い満月」を、実際に並べてみることはできませんが、地球に「最も近い満月」は、「最も遠い満月」に比べて、視直径が約14パーセント大きく、約30パーセント明るく見えます。

気になる天気は?

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気になるのは、26日水曜夜の天気です。

九州は、南部を中心に雨が降りますが、北部は、月を見られる所もあるでしょう。一方、沖縄と、中国、四国から北海道は、広い範囲で晴れそうです。「皆既月食」&「今年最大の満月」を観察するには、最適の天気でしょう。

ただ、晴れる夜は、気温がどんどん下がります。平年ですと、5月26日20時の気温は、東京は20.3℃ですが、札幌は14.1℃です。北海道や東北など、ヒンヤリする所では、貴重な満月を眺める時には、しっかり上着を着て、楽しんでください。