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秋分の日を過ぎるころには夏の夕立もおさまり、雷が発生しなくなると言われます。今は、春分を過ぎるころに「雷乃声発(かみなりすなわちこえをはっす)」と言われて雷の季節が到来することと対になる時節です。それでも、秋雨前線や台風を含む低気圧の影響によっては雷の音がとどろくことはあります。そしてさらに先、秋が深まり上空の寒気が強まると、日本海側ではしぐれに伴って雷の音を聞く機会が訪れるように、季節は移り変わります。

24日 気圧の谷や湿った空気の影響で雲が広がり、所々で雨

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秋雨前線や台風12号に近い東日本と北日本の一部では雨・風ともに強まり、雷を伴うおそれがありますが、近畿地方では上空の気圧の谷の影響を受けるものの、大荒れ天気にはならない見込みです。それでも各地で雲の多い空模様が続き、所々で雨が降るでしょう。帰りが遅くなるほど雨具が必要になる所が多くなりそうです。また、気圧の傾きが大きくなっているため、太平洋沿岸で北の風が強く吹くほか、大阪湾周辺では西よりの風がやや強く吹く見通しです。海岸付近では強い風にも注意が必要です。

25日 広く雨が降り、南部では激しい雨や雷雨の所も

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25日は、西日本の南岸付近を低気圧が東へ進む見込みです。近畿地方では広い範囲で雨が降り、低気圧に近い近畿南部や中部では雨脚の強まる所があるでしょう。大気の状態が不安定になるため、雷雲が発達し、短い時間に激しい雨が降り、雷を伴うおそれがあります。土砂災害や河川の増水、低い土地の浸水に注意し、落雷、竜巻などの突風にも注意してください。