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日曜は日本全国で「部分日食」が起こります。最新の予報では「条件の良い」天気の所が増えました。これを逃すと、次に「全国で部分日食が起こる」のは10年後なので、日食の見え方や、時間など、参考にしてください。

部分日食 時間は? これを逃したら次はいつ?

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21日日曜は「夏至」で、昼(日の出~日の入り)の時間が、一年で最も長い日ですが、今年は「昼が長い」だけではありません。全国各地で「部分日食」となります。

「部分日食」とは、月が太陽の前を横切るため、月によって太陽の一部が隠される現象です。今回は、西や南の地域ほど、太陽の欠ける部分が大きくなります。

「部分日食」の時間も、地域によって、少しずつ違います。那覇や福岡は、16時頃から日食が始まりますが、札幌では、日食が始まるのは16時13分頃。最も大きく欠けるのは、17時10分頃の所が、ほとんどです。

この天体ショーは、全国的に18時頃までで、わずか2時間あまりです。ただ、今回は、日本全国で起こるので、見逃せません。ちなみに、次に日本で「日食」が起こるのは2023年4月20日で、日本では一部地域で「部分日食」が起こります。さらに、次に日本全国で「部分日食」が起こるのは2030年6月1日です。

最新の予報で 天気は?

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気になる21日日曜の天気ですが、最新の予報では、以前よりも「天気の移り変わりが早まる」傾向に変わってきました。このため、これまでの予報よりも早く、雲が遠ざかり、北海道から九州にかけて、広い範囲で晴れるでしょう。梅雨の時期なのに、「部分日食」を観察するには、好条件の所が多くなりそうです。

沖縄は曇りや雨ですが、予報は、まだ変わる可能性があります。最新の予報を、確認してください。

日食観察のポイント

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この「部分日食」を観察する時には、絶対にやってはいけないポイントが3つあります。1つめは、肉眼で直接みること。2つめは、望遠鏡や双眼鏡を使うこと。3つめは、サングラスやゴーグルを使うことです。

肉眼で、直接、太陽を見ると、たとえ短い時間でも、目を痛めてしまいますので、必ず「日食グラス」を使って、観察してください。

また、今回の「部分日食」は、太陽の高度が低いため、近くの建物などが邪魔になってしまう所もありそうです。ただ、新型コロナウイルス感染拡大防止のためには、他の人との接触機会が増えないよう心がけ、観察のために遠くへ出かけるのではなく、なるべく家の近くで観察しやすい場所を見つけてください。