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北海道では3月に入ってから、太平洋側を中心に大雪や大雨に見舞われ、降水量が3月としては記録的に多くなっています。

昨日(13日)の時点で、道南の函館市川汲や厚真、道東の標茶町塘路などで、すでに3月の降水量の史上1位の記録となっています。

釧路川・新釧路川は氾濫注意情報が継続中

今月の北海道は太平洋側を中心に雪や雨が強まりました。5日には一日50センチを超える大雪が降り、10日から11日にかけては100ミリ近い大雨が観測されています。

その影響で、3月としては記録的に降水量が多くなっており、昨日までの月降水量は、道南の函館市川汲で140ミリ、厚真で107ミリ、道央の千歳で98ミリ、道東の標茶町塘路で134ミリなどで、すでに3月の統計史上1位の記録となっています。

(※雪が降った場合は、その雪を雨量計で溶かして降水量を計測します)

この時期は降る雨や雪だけでなく、雪どけも加わるため、観測される降水量以上に河川の増水や土砂災害などが起こりやすくなります。

厚真町では先日の大雨の際、避難準備・高齢者等避難開始情報が発令され、避難所が開設される事態となりました。(11日8時15分に情報は解除され、避難所も閉鎖)

また、道東の釧路川・新釧路川では、標茶町内の水位が一時避難判断水位を超え、氾濫警戒情報が発表されました。14日9時現在でも下流の釧路市内では氾濫注意水位を1メートルほど上回る水位となっている所があり、氾濫注意情報が継続中です。

来週後半は再び注意必要か

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この週末は太平洋側を中心に晴れ間の出る所が多い見込みです。日本海側では雪の降る所もありますが、各地とも大雪になることはないでしょう。気温はほぼ平年並みに戻り、雪どけが一気に進むこともなさそうです。

しかし、来週は18日水曜日頃から再び気温が平年より高くなります。雨が降る日もあるため、雪どけや雨によって川の水位が上がったりすることもあるかもしれません。

その日の雨の降り方だけで判断せず、気象情報や防災情報をしっかりと確認するようにして下さい。