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日本付近を発達した雨雲が通過中。長崎県福江空港で12時間降水量191.0ミリを観測するなど、九州から四国にかけて、3月としては記録的な雨になっている所があります。

西日本で3月としては記録的な雨の所も

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9日(月)夜から10日(火)朝にかけて、前線を伴った低気圧が発達しながら九州付近を通過し、九州地方や中国・四国地方には発達した雨雲がかかりました。

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3月としては記録的な雨量になっている所も多く、12時間に降った雨の量が、長崎県福江空港で191.0ミリ、高知県土佐清水市で130.0ミリと、各地で3月の1位の値を更新しました。そのほか、12時間の降水量が3月の1位の値を更新した地点は以下の通りです。(10日午前10時30分までの日最大値)

長崎県 五島市 148.0ミリ

山口県 防府市 72.0ミリ

山口県 山口市 89.0ミリ

山口県 美祢市東厚保 82.0ミリ

山口県 下関市豊田 80.5ミリ

山口県 秋吉台 96.0ミリ

山口県 萩市 69.0ミリ(※2008年とタイ記録)

雨雲は次第に東へ 午後は近畿から北海道にかけて雨脚強まる

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この後、雨雲は次第に東へと進みます。強い雨の降る地域も東へと移り、午後は近畿から北海道の太平洋側を中心に雨が強く降るでしょう。雷を伴って、非常に激しい雨がふる所もありそうです。

また北海道では、24時間降水量が100ミリに達することも予想されています。この雨で雪解けが急速に進むことがよそうされるため、融雪による低い土地の浸水や土砂災害、河川の増水、雪の多い傾斜地でのなだれに十分注意してください。