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10日は低気圧が発達しながら通過し、上空1500m付近には5月下旬並みの暖かい空気が流れ込む見込みです。太平洋側を中心に広い範囲で雨が降り、降り方の強まる所が多くなるでしょう。気温も高くなるため、雪解けが進みます。融雪による低い土地の浸水や道路の冠水、土砂災害、河川の増水、雪の多い傾斜地ではなだれに十分注意してください。

雨が強く降る時間帯

10日は、未明に日高~根室地方にかけての太平洋側で弱い雨が降り出し、昼前後にはほぼ全道で雨になるでしょう。紋別地方や北部の山間部など一部で湿った雪やミゾレとなる他は、全般に雨で降る見込みです。強く降る時間帯は、太平洋側西部で昼前から昼過ぎ、太平洋側東部やオホーツク海側では昼過ぎから夜のはじめ頃にかけての予想です。日本海側でも午後は断続的にやや強い降り方となるでしょう。雨は11日明け方まで降る所がありますが、11日朝には日本海側を中心に雪へと変わる見込みです。

各地の降水量と注意事項

11日12時までの24時間予想降水量は、多い所で太平洋側とオホーツク海側は50ミリ~100ミリ、日本海側では50ミリの予想です。10日の最高気温は日本海側と太平洋側は10度前後、オホーツク海側は2度位の所が多く、全般に3月中旬~4月中旬並みの気温となるでしょう。なお、太平洋側やオホーツク海側では、先週5日から6日にかけて記録的な大雪となった地域が多く、積雪は平年より多くなっています。雨によって雪が重くなり、農業用施設等が倒壊する恐れもあるため注意が必要となります。