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あす15日(水)にかけてと、17日(金)から18日(土)にかけて南岸低気圧が予想されています。この低気圧は、時には大雪をもたらすこともある低気圧ですが、今回の雨や雪についてまとめました。

この先も短い周期で天気変わる

今シーズンは冬らしくない冬が続いています。冬型の気圧配置になる日が少なく、寒気の流れ込みも弱いため、日本海側では平年よりも積雪の少ない所が多くなっています。スキー場の雪不足も深刻です。一方、太平洋側は「冬型の気圧配置で晴れが続く」ことが少なく、この先も天気が短い周期で変わっていきそうです。15日(水)にかけてと、17日(金)から18日(土)にかけて、本州の南の海上を東に進む低気圧、いわゆる南岸低気圧の影響で、太平洋側では雨や雪が降る見込みです。

南岸低気圧 過去には関東甲信で大雪に

本州の南の海上を進む低気圧、いわゆる「南岸低気圧」は、冬の時期には西日本から東日本の太平洋側に雪をもたらし、時には大雪になることもあります。ただ、雪になるのか雨になるのか、またどのくらい降るのかは低気圧の進む位置と、上空の寒気の強さなどによります。2014年2月にはこの南岸低気圧によって、関東甲信地方に大雪をもたらしました。都心では最深積雪27センチで交通機関にも大きく影響を受けました。また甲府では1メートルを超えて観測史上1位になるなど、記録的な大雪となりました。

今回の雪や雨は?

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しかし、あす15日(水)までと17日(金)から18日(土)に予想されている南岸低気圧は関東甲信地方にここまでの大雪をもたらすことはなさそうです。関東甲信では15日(水)の明け方から朝を中心に天気が崩れますが、上空の寒気は弱いため、関東の平野部は雨が中心でしょう。関東の内陸部や山沿い、甲信では雪が中心になりそうです。朝の通勤通学の時間帯にはやんでいる所もありますが、お出かけの際は路面状態に注意が必要です。

金曜・土曜 沿岸部では荒れた天気に

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17日(金)から18日(土)も低気圧が発達しながら本州の南の海上を東に進む見込みです。こちらも関東の平野部では雨が中心で、内陸や標高の高い所では雪の混じる所があるでしょう。沿岸部では風が強まり、荒れた天気になる所もありそうです。ただ、雨や雪の降る範囲は、今後の低気圧の進む位置や上空の寒気によっても大きく変わりますので、最新の気象情報をご確認ください。