メイン画像
メイン画像

上旬には記録的な暑さをとなった今年9月の北海道ですが、日差しの量も各地で平年より多くなっています。
今日(29日)は道南を中心に雨が降り、雲の広がった所が多くなっていますが、既に9月としては統計史上最も多い日照時間を記録している所もあります。
明日(30日)の天気によっては、記録的な日照時間となる所が更に増えそうです。

既に歴代1位の地点も

今月1日から昨日(28日)までの日照時間は全道的に平年より多く、北海道地方全体の地域平均で平年の125%となっています。
1946年の統計開始以来、日照時間平年比の地域平均が最も多くなった年は1969年と1978年で126%。昨日の時点では、今年の9月はそれに次ぐ史上3番目の多さとなっています。
地点ごとに細かく見てみると、昨日までの月間日照時間は札幌で195.9時間と、9月としては11年ぶりに190時間を超えており、釧路では188.6時間で、1978年以来41年ぶりの日照時間を観測しています。
また、根室地方の中標津は170.9時間を記録し、9月の統計史上1位を更新するなど、既に記録的な日照時間となっている所が多くなっています。

明日 札幌では49年ぶりの記録か?

今日これから明日(30日)にかけては、西から天気が回復に向かい、晴れ間の戻る所が次第に多くなりそうです。特に明日の道南や道央では日差しに恵まれ、9月の日照時間は更に増える地域が多くなる見込みです。
札幌では昨日までの3日間は10時間前後の日照を記録していますが、もし明日にかけての日照時間が10時間程度あれば、9月の月間日照時間は205時間を超え、1970年以来49年ぶりの日差しの多さとなります。
次第に日が短くなっていく時期ですが、今年の9月は日差しをたっぷりと感じられた地域が多くなりました。