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大型の台風10号の接近・上陸に伴い、特に九州から東海では、雨と風が共に強まります。各地の「最も荒れる」ことが予想される時間帯をまとめました。台風10号が西日本へ向かっています。大型の台風ということで「強風域(風速15m/s以上の強い風の吹く範囲)」が広く、本州がすっぽり収まるほどです。
接近前から、すでに西日本太平洋側を中心に風が強まっています。接近時には看板や屋根瓦などが飛ばされるほどの暴風の吹き荒れる所もあり、台風が通過したあともしばらく強い風が続く見込みです。移動の多いこの時期に、交通機関の乱れが拡大することが考えられます。
また、取り巻いている雨雲のエリアも広く、台風が離れても活発な雨雲がかかり続けるでしょう。土砂崩れや川の氾濫といった、大きな災害につながる大雨となるおそれがあり、避難が必要になる地域もありそうです。ただ、暴風が吹き荒れているときには、避難所までの移動にかなりの危険を伴います。
各地で、大荒れのピークとなる「最も危険な時間帯」をまとめましたので、移動や避難行動の目安になさってください。

雨風が特に強まる時間 移動や避難行動などの目安に

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【九州・四国】台風10号の影響が最も強くなりそうなのが、九州と四国です。九州南部では「きょう14日の夜遅く~15日朝」、九州北部では「15日朝~昼過ぎ」、四国では「15日明け方~昼過ぎ」にかけてが雨・風のピークとなりそうです。広い範囲で滝のような雨が降り、局地的には、短い時間で災害のリスクが高まるような猛烈な雨(1時間80ミリ以上)が降るでしょう。沿岸部を中心に風も強まります。予想される最大風速は陸上で25m/sと、看板が飛ばされるほどで、車の運転が危険な状況になるほどの暴風が吹くおそれがあります。
【中国地方・近畿】あす15日の午後、台風が接近します。中国地方では「15日昼前~夕方」、近畿では「15日夕方~16日未明」がピークとなるでしょう。紀伊半島を中心に、局地的には猛烈な雨の降るおそれがあります。陸上で20m/sと、立っているのも大変なほどの非常に強い風の吹く所があるでしょう。
【東海】台風が直撃することはなさそうですが、台風を取り巻く活発な雨雲がかかり続け、「三重県」を中心に大雨となるでしょう。さらに「15日夕方~16日未明」は、沿岸部で風が強まり、陸上で18m/sと、傘が飛ばされてしまうほどの強い風の吹く所がありそうです。
なお、台風10号は、西日本を縦断したあと、日本海を北東へ進むため、影響がさらに広がる見込みです。今後も、情報を更新していきますので、ご確認ください。