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1日、札幌管区気象台は北海道の1か月予報を発表しました。太平洋高気圧は引き続き日本付近に広く張り出し、上空から暑さを送り込んでくるチベット高気圧もやや強い状況が続くでしょう。向こう1か月の平均気温は高く、特に8月上旬は厳しい暑さが続く見込みです。引き続き、熱中症や食中毒に注意が必要です。降水量と日照時間は、ほぼ平年並みでしょう。

8月3日~8月9日 引き続き、熱中症や食中毒に注意を

太平洋高気圧に覆われ、非常に暖かい空気が流れ込むでしょう。時折、弱い気圧の谷が通過し、幾分ぬるい空気が流れ込むこともありますが、すぐに太平洋高気圧に覆われるため、厳しい暑さは続くことになります。3日以降は、日中は広く晴れる日が多く、強い日差しが照り付けるでしょう。扇風機や冷房の使用、水まくらや凍らせたペットボトル、氷水を入れた湯たんぽで体を冷やしたり、保冷剤をタオルでくるみ首に巻くなど、身の回りの物もうまく利用して熱中症対策ができるとよさそうです。また、何かの作業や仕事中などは、「休みたい」と言いにくいこともあるため、周りの方々がみんなでお互いに気を付けてあげるようしましょう。

8月10日~8月16日 暑さは次第に和らぐ

オホーツク海に高気圧が発生しやすい予想となりました。オホーツク海高気圧は、北海道付近に東~北東の涼しい空気を流し込むため、厳しい暑さが和らぐ傾向となります。気温は、日本海側で平年並みか高く、太平洋側とオホーツク海側はほぼ平年並みでしょう。天気は、高気圧と気圧の谷の影響で、平年と同様に天気は数日の周期で変わる見込みです。なお、本州方面では熱帯性擾乱(台風)などの影響を受ける予測もあるため、北海道も無関係とは言えなさそうです。台風が発生した場合は、最新の天気予報のチェックを忘れずに。

8月17日~8月30日 北海道らしい夏の終わりに

低気圧と高気圧の影響を受けるため、天気は平年と同じように、数日の周期で晴れたり、雨が降ったりする見込みです。気温はほぼ平年並みでしょう。日中に暑くなっても、朝晩は涼しい空気に包まれるような北海道らしい夏の終わりとなりそうです。