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九州、危険な雨の降り方。発達した雨雲が同じような場所にかかり続ける、線状降水帯が発生中。本、鹿児島に警戒レベル4相当の土砂災害警戒情報発表。

同じ場所に滝のような雨

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13日(土)20時30分現在、熊本県から鹿児島県にかけて、線状に活発な雨雲が連なる線状降水帯が発生しています。熊本県から鹿児島県の県境付近では、夕方から同じような場所で1時間に50ミリ以上の滝のような雨が降り続いています。1時間雨量は、熊本県球磨郡山江村(山江)で73.0ミリ、鹿児島県出水市(出水)では、3時間で125.5ミリの大雨となっています。(1時間雨量、3時間雨量ともに13日20時30分まで)

土砂災害警戒情報発表中

熊本県や鹿児島県には、警戒レベル4にあたる土砂災害警戒情報が発表されています(13日20時30分現在)。同じような地域で、非常に激しい雨が長く続くため、土砂災害の危険が高まっています。安全な場所へ避難、夜間のためかえって避難が危ない場合は、自宅が2階建ての場合は2階へ避難。崖が近い場所は崖から離れた部屋へ移動するなど早め早めの行動をお願いします。

2週続けて大雨

熊本県や鹿児島県は、先週も記録的な大雨となっています。6月28日~7月5日までの雨量は宮崎県えびの市で1089.5ミリと1000ミリを超えているほか、鹿児島市や宮崎市では7月3日のたった1日で、平年の7月1ヶ月分の雨量がザッと降っています。

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衛星画像をみると、梅雨前線に伴う発達した雨雲は西の大陸方面までずっと連なっています。今後、少し雨が弱まっても再び非常に激しく降る恐れがあります。危険な線状降水帯の動きをレーダーで確認するとともに、気象台や自治体の情報をこまめに確認するようお願いします。