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今日(13日)、根室の桜(チシマザクラ)の開花が発表されました。昨年に比べて2日早い開花となります。(根室では根室測候所が廃止されたため、旧測候所の標本木を根室市が観測しています)
昨日の稚内と釧路の開花で気象官署での観測は終わりましたが、この根室の開花で独自観測地点も含めた全ての地点で桜が開花し、桜前線は最終地点へ到達となりました。

根室での終着は7年連続

根室では今月7日から10日まで4日連続で最高気温が一桁と寒さが続きましたが、11日は16.0度、昨日(12日)は16.4度と週末に一気に暖かくなり、桜開花へのカウントダウンが始まりました。
今日も午前10時までの最高気温で13.9度と、既に平年よりも高い最高気温を記録し、午前11時に桜開花の発表となりました。
4月25日に松前と函館で桜が開花し、桜前線は北海道に上陸。昨日は稚内と釧路で開花し、全気象官署での開花となりました。そして独自観測地点の中で唯一開花していなかった根室でも今日開花を迎え、桜前線は終着となりました。
独自地点を含めた桜前線が根室で終着となるのは今年で7年連続となりました。ちなみに2011年は稚内で終着を迎えています。(根室が5月18日、稚内が19日)

満開までは平均約6日

桜の開花とは標本木のつぼみのうち、5~6輪の花が咲いた状態です。そのため、開花が確認されても見頃まではあと少しかかります。
いわゆる見頃と考えられる満開(木の80%以上の花が咲いた状態)には、過去の根室の桜では平均約6日かかっているため、例年通りに開花が進むと、日本一遅咲きの桜もいよいよ次の週末くらいに見頃を迎えることになります。