28日、札幌管区気象台は1か月予報を発表しました。10月の1週目にかけて寒気の影響を受けるため、向こう1か月の気温は、日本海側とオホーツク海側で平年より低く、太平洋側で平年並みか低い見込みです。太平洋側を中心に高気圧に覆われやすい時期があるため、太平洋側とオホーツク海側の降水量は平年並みか少なく、日照時間は平年並みか多いでしょう。日本海側の降水量はほぼ平年並みで、日照時間は平年並みか少ない見込みです。

北海道1か月の天気傾向
北海道1か月の天気傾向

週ごとの詳しい天気

(9月30日~10月6日)
30日(土)は、太平洋側とオホーツク海側は割合晴れますが、日本海側は雨の降る時間があるため、外出には雨具を持った方がよさそうです。1日(日)は各地とも天気の大きな崩れはなさそうです。2日(月)以降は、低気圧や寒気の影響で雨の降る所が多くなるでしょう。気温は2日(月)にかけていったん平年並みか高くなりますが、3日(火)以降は強い寒気が入り10月中旬から下旬並みの肌寒さとなります。寒暖の差が大きくなるため、体調管理に注意してください。
(10月7日~10月13日)
高気圧と低気圧が交互に通りますが、太平洋側を中心に高気圧に覆われやすい見込みです。太平洋側とオホーツク海側は平年に比べて晴れる日が多くなりそうです。日本海側は数日の周期で晴れたり、雨が降ったりするでしょう。気温は平年並みの見込みです。
(10月14日~10月27日)
高気圧と低気圧が交互に通過するでしょう。太平洋側とオホーツク海側は、数日の周期で天気が変わり、平年と同様に晴れる日が多い見込みです。日本海側ではしぐれ模様の天気となりやすく、平年と同様に曇りや雨の日が多くなるでしょう。気温はほぼ平年並みとなりそうです。

初冠雪と紅葉は同じくらい!

28日朝、黒岳では(株)りんゆう観光の独自観測により、現地で初雪を観測をしました。北海道ではこれから10月はじめの週にかけて、10月中旬~下旬並みの寒気が入る予想となっており、旭岳など気象台で観測している山からは「初冠雪」の便りが届いてくるかもしれません。さて、北海道では初冠雪とかえでの紅葉が同じくらいの時期になります。そのため、大雪山系のように、山頂に雪化粧した山々の手前に広がる紅葉など絶景を楽しめる所もあります。登山をされる方は真冬の装備を、ロープウェイなどで観光する際もコートやマフラーなど防寒対策をしっかりとした方がゆっくりと楽しめそうです。

初冠雪とかえで紅葉の平年日
初冠雪とかえで紅葉の平年日