きょう28日、関東地方は沿岸部を中心に活発な雨雲や雷雲がかかりました。千葉県大多喜町や神奈川県三浦市では1時間に80ミリ以上の猛烈な雨が降り、観測史上1位の記録を更新しました。

息苦しくなるほどの猛烈な雨を観測

きょう28日は、前線を伴った低気圧が関東地方を通過し、沿岸部を中心に活発な雨雲や雷雲がかかりました。特に千葉県や神奈川県の三浦半島では、明け方から朝にかけて、あちらこちらで滝のような雨が降りました。1時間雨量は千葉県大多喜町91ミリ、神奈川県三浦市87ミリと猛烈な雨が降り、観測史上1位の記録を更新。三浦市では、きょう未明から昼前までの降水量が約200ミリと、9月の平年ひと月分の雨が、わずか半日足らずで一気に降りました。この大雨により、千葉県や神奈川県では道路の冠水や列車の運転見合わせが相次ぎ、朝の通勤や通学に影響が出ました。

土砂災害に引き続き警戒を

午前11時半現在、千葉県には大雨・洪水警報、神奈川県には大雨警報の発表されている所があります。大雨をもたらした活発な雨雲はほとんど海上に抜けましたが、関東地方は夕方にかけて雨雲の発生しやすい状態が続くでしょう。これまでの大雨により地盤はたっぷり水を含み、川の水かさが増えています。崖など急な斜面や増水した川にはむやみに近づかないようにしてください。