あす8日の未明、月の一部が欠ける部分月食が全国で起こります。台風5号の影響で全国的には曇りや雨の天気のところが多いですが、台風が離れた九州は天気が回復しており、部分月食が見られるところが多くなりそうです。

「食の最大」は8日午前3時21分

部分月食とは、地球が太陽と月の間に入り、地球の影が月にかかることによって、月の一部が欠けて見える天体現象です。今回の部分月食では、最大で月の直径の4分の1ほどが欠けます。
8日の未明、南西の空で午前2時22分に真ん丸だった月が少しずつ欠け始めます。月が最も大きく欠ける「食の最大」は午前3時21分。その後は、次第に欠けた部分が小さくなっていき、午前4時19分に満月に戻ります。

気になる天気は?

台風5号に伴う雲が東へ抜け、九州は各地で天気が回復しています。部分月食が起こる8日未明は、九州の各地で晴れる見込みです。今夜の「星空指数」も、九州各地で80と高く、部分月食が見られる可能性が高くなっています。
観察には望遠鏡などは必要なく、肉眼で楽しむことができます。午前3時前後と観察しづらい時間帯ではありますが、子供たちは夏休み中ですので、夏の思い出にがんばって観察してみてはいかがでしょうか。