週末から真夏のような暑さに。真夏日地点は全国のアメダスの半数以上にのぼり、37度まで気温の上がる所も。東京都心では夜も気温が下がりにくく、熱帯夜の日も。熱中症に警戒が必要です。

◆太平洋高気圧が勢力を強める

この所、梅雨前線は本州の南岸沿いに停滞しやすく、本州付近は太平洋側を中心にぐずついた天気になっています。日差しが少なく、関東などでは暑さは控えめとなっています。
一転して、今週末からは真夏をもたらす太平洋高気圧が勢力を強めるため、急に厳しい暑さとなりそうです。今回の暑さのポイントは①体温並みの暑さの所がある。②真夏のような蒸し暑さになる。③暑さが比較的長く継続する。④都市部は寝苦しくなる。という点です。

◆体温並みの暑さや熱帯夜

①体温並みの暑さも
今回の暑さのピークは7月2日(日)から3日(月)にかけてです。広く今年一番の暑さになり、全国のアメダスの半数以上で、真夏日(最高気温が30度以上)となる予想です。特に関東甲信地方を中心に体温並みの暑さとなる所もありそうで、甲府や谷では37度まで気温が上がるでしょう。東京都心も34度と猛暑日に迫る暑さとなりそうです。
②真夏のような蒸し暑さ
関東以西は前線の南側に入り、太平洋高気圧の圏内に入るでしょう。初夏のようなカラッとした暑さではなく、真夏のような蒸し暑さになりそうです。湿気が多いと、汗が蒸発しにくく、不快感がいっそう高まるでしょう。
③暑さが継続
東京都心では2日(日)からしばらく真夏日が続く予想となっています。今年はこれまでも真夏日にはなっていますが、続くことはありませんでした。2日(日)以降は連日の真夏日予想で、暑さが体にこたえそうです。大阪などでも2日(日)以降は真夏日が続く予想です。
④夜も寝苦しい
都市部では夜間の気温も下がりにくくなりそうです。東京都心では来週前半は25度くらいまでしか気温が下がらず、熱帯夜(夜間の気温が25度以上)となる日もあるでしょう。夜間の熱中症にもお気をつけ下さい。寝る前にコップ一杯の水を飲むと良いでしょう。
例年、この時期は急な暑さに見舞われて、熱中症の搬送者が急増することがあります。今週末から真夏のような暑さになりますので、熱中症対策を万全になさって下さい。水分をこまめにとったり、室内でも適切に冷房を使うなど、無理のないようにお過ごし下さい。