今日(4日)の北海道は上空に寒気が流れ込んだ影響で各地とも気温の上がり方が鈍く、寒い一日となりました。午後3時までで最も気温が高くなった檜山地方の江差や渡島地方の松前などでも、13.0℃に留まっています。
その日の北海道の最高気温が13℃というのは、アメダスの整備が進んだ1978年以降で見ると、6月としては最も低い気温となります。

15℃以上なしも過去2回だけ

今日の北海道は、上空に5月上旬並みの寒気を伴った低気圧が接近し、広く雨が降り気温の低い一日となりました。午後3時までの最高気温は全道的に平年より低く、最も高くなった檜山地方の江差や渡島地方の松前などでも13.0℃しかありませんでした。
アメダスの整備が進んだ1978年以降で見ると、6月に道内の最高気温が15℃に届かなかったケースは、1997年6月1日(檜山地方の江差14.3℃が最高)と、1998年6月4日(宗谷地方の利尻町沓形14.5℃が最高)のわずか2回だけ。
しかも、その2日間とも今日よりは気温の高い地点があったため、このまま気温が上がらずに経過すれば、6月の北海道としては最も寒い一日となります。

明日には気温上昇へ

明日(5日)には低気圧や寒気が東へ離れていくため、天気は回復し、気温は次第に上がる見込みです。最高気温は旭川で22度など、一気に20℃を超える所もありそうで、この時期本来の気温に戻る所が多くなります。
しかし、朝はまだ冷たい空気が残り、最低気温は広く一桁。5℃以下まで冷え込む所もある見込みです。気温変化の大きな一日となるため、服装でうまく調節するなどの対策をして下さい。