札幌では昨日(1日)から今朝(2日)にかけて37.0ミリの雨が降りました。札幌の6月の平年の降水量は、46.8ミリで、すでに6月ひと月で降る雨の約8割が降ったことになります。今年の6月は平年より雨の量が多くなるかもしれません。

新緑の藻岩山の上に厚い雲(2日昼) 撮影:日本気象協会北海道支社 児玉晃
新緑の藻岩山の上に厚い雲(2日昼) 撮影:日本気象協会北海道支社 児玉晃

梅雨がない北海道の6月は・・・

本州の6月といえば、梅雨の時期で雨が多くなりますが、梅雨がない北海道では、降水量は少なく、札幌の月ごとの平年の降水量は、6月が最も少なくなります。北海道は新緑の季節で、過ごしやすい季節でもあります。
ただ、今年は6月のスタートは雨となり、日曜日(4日)にかけて、曇りや雨のぐずついた天気が続くでしょう。

土日の見通し

千島近海に進む動きの遅い低気圧の影響で、明日(3日)は雲に覆われ、オホーツク海側では一日を通して雨が降りやすく、札幌など日本海側や函館など太平洋側でも午後は広く雨が降るでしょう。
日曜日(4日)は上空に寒気を伴った気圧の谷が通過し、日中は各地で雨が降ります。
土日は、札幌など道内広い範囲で運動会が予定されていますが、明日の午前中は曇り空で経過する所が多くなりそうです。
気温は平年より低めで、最高気温でも15℃前後と、4月並みの寒さとなる所が多くなります。
土日の外出は雨具と上着が必要です。