九州北部の佐賀平野や筑後平野は全国でも有数の小麦や大麦の産地です。黄金色に実った麦はこれから収穫の最盛期を迎えます。

風に揺れる麦畑 佐賀県小城市 撮影日:2017年5月23日朝
風に揺れる麦畑 佐賀県小城市 撮影日:2017年5月23日朝

麦秋

これは今朝(23日)、撮影した佐賀県小城市の麦畑の様子です。朝日を浴びて黄金色に染まった麦畑が一面に広がり、麦の秋「麦秋(ばくしゅう)」を迎えています。麦秋の「秋」には収穫の意味があり、これから梅雨入り前の6月初めにかけて、麦は収穫の最盛期となります。例年、刈り取りの時季は梅雨のはしりで、天気がぐずつくことが多いため、天気を気にしながら収穫が行われます。

あす(24日)は麦雨

この時季に降る雨を「麦雨(ばくう)」と言います。あす(24日)は気圧の谷が九州を通過するため、九州は各地で雨が降り、麦雨となるでしょう。このところ、九州は各地で乾燥した晴天が続いていましたので、これから成長する植物には恵みの雨になるでしょう。週末には再びカラリとした晴天が戻りますので、麦の収穫にも適した天気になる見込みです。梅雨入り前の晴天は有効に使いましょう。