きょう(27日)の道内は低気圧や前線に向かって南から暖かく湿った空気が流れ込み、日中は広く雨が降りました。午後3時までの最高気温は函館空港が最も高く8.0度、札幌も4.7度と、3月中旬並みとなりました。道路には池のような大きな水たまりができましたが、夕方以降は気温は急速に下がるため、雪の降り出す所が多くなります。日本海側や太平洋側西部の沿岸では猛ふぶきとなる恐れがあります。天気や路面状況の変化に注意して下さい。

回転寿司トリトン円山店 駐車場に大きな水たまり
回転寿司トリトン円山店 駐車場に大きな水たまり

まだ寒さが厳しい時期に雨が降ると、排水溝が雪に埋もれているため、雨が降ると水たまりが何日もできたままになってしまいます。そのため、つるはしやスコップで氷を割って、水が流れる道を作ります。

排水溝の周りの雪割り
排水溝の周りの雪割り

気温急降下!猛ふぶきに警戒!

日中はほぼ全道でプラスの気温となりましたが、今夜は気温が急降下して、グチャグチャになった路面が凍って、つるつる路面へと変わりそうです。転倒事故や車の運転もスリップなどに注意が必要です。
そして、今夜からあす(28日)にかけて道内は、大荒れの天気となります。
サハリン付近にある低気圧があすにかけてオホーツク海に進み、さらに発達します。このため、北海道付近は冬型の気圧配置が強まるでしょう。
日本海側や太平洋側西部では、あす(28日)にかけて雪を伴う非常に強い風が吹き、猛ふぶきとなります。
あすにかけて予想される最大瞬間風速は、太平洋側西部と日本海側の陸上で35メートル、波の高さは日本海側で6メートルの大しけとなります。また、あす夕方までの24時間に降る雪の量は、日本海側の多い所で40センチの大雪となるでしょう。
暗くなってからの猛ふぶきとなるため、さらに視界が悪くなる恐れがあります。猛ふぶきや吹きだまり、大雪による交通障害や高波に注意、警戒が必要です。