12日(月)は西からゆっくり下り坂。火曜から水曜は北海道で雪が降る以外は広く雨で、この雨を境に再び冬将軍が登場。10日(土)は札幌で大雪となりましたが、この時と同じくらいの強い寒気が入る予想。

週間予報
週間予報

週の中頃 再び冬将軍襲来

今週は12日(月)の日中は広く晴れますが、それも束の間です。13日(火)から14日(水)は広く雨で、この雨を境に再び強い寒気が入ってくる見込みです。10日(土)は真冬並みの寒気の影響で、札幌では公共交通機関が大きく乱れるほど大雪となりましたが、15日(木)から17日(土)は再び同じくらい強い冬将軍が襲来する予想です。北日本や北陸では雪の降り方に注意が必要です。

曜日別 詳しい天気

■12日(月)本州付近は高気圧に覆われますが、それも束の間。高気圧の中心は足早に東へ移動。西日本は高気圧の縁をまわって湿った空気が入ります。日中は全国的に晴れる所が多いですが、九州など西日本の早い所は夕方から所々で雨。夜遅くには東海地方でも所々で雨となりそうです。
■13日(火)気圧の谷が本州を通過。一時的に暖気が入り、北海道で雪が降る以外は雨の所が多い見込みです。
■14日(水)気圧の谷がぬけて、水曜の後半からは冬型へ移行。ジワリジワリと上空の強い寒気が入ってきます。
■15日(木)~16日(金)北海道と東北の日本海側と北陸で雪。太平洋側は晴れる所が多い予想ですが・・・、関東の南海上に低気圧が発生するかもしれません。冷たい空気に覆われているところに低気圧の影響をうけると、平野部でも雨に雪がまじる可能性も。ただ、日本海にも低気圧性の循環があるため、降水がないことも考えられます。まだ、先の予報のため、こまめにチェックお願いします。
■17日(土)~18日(日)移動性高気圧に覆われ、晴れる所が多い見込みです。

上空の寒気の流れ(札幌)
上空の寒気の流れ(札幌)

上空の寒気の流れ(札幌)

上の図は、札幌の500hpa(上空5300メートル付近)の寒気の流れを表したものです。10日(土)は真冬並みの寒気が入り、札幌で積雪が一時65センチに達し(12月上旬までに積雪が60センチを超えるのは29年ぶり)、青森県の酸ヶ湯で今季初めて積雪が1メートルを超えるなど北日本で大雪となりましたが、この時の札幌の上空5300メートル付近の気温は氷点下40度以下。今シーズンはじめて、氷点下40度を下回りました。この時期の平年が氷点下31度くらいなので、平年差が-10度くらいの強い寒気が入りました。この先の上空の寒気の予想をみると、15日(木)~17日(土)にかけて再び同じくらい強い寒気が入る予想です。雪の降り方や寒暖差にも十分にご注意下さい。