4日(火)は、台風周辺の蒸し暑い空気が西日本から東日本へどっと流れ込む見込み。日ざしのある場所では一気に気温上昇。東京は、前日より6度も高い32度の予想で記録的な暑さになるかもしれません。

東京で33度を超えれば10月として初

3日(月)は、前線の影響で湿った空気が流れ込み、広い範囲で曇りや雨に。4日(火)になると、その前線は東へ離れ、弱まる見込みです。台風が近づく沖縄、九州を除いて、日中は晴れ間の出る所も。台風周辺の蒸し暑い空気が流れ込む上、日がさす場所で一気に気温が上昇します。特に、日差しが戻る関東や東海、近畿地方では前日に比べて気温が上がりやすくなりそうです。東京は6度高い32度の予想が出ています。ちなみに1875年に統計を取り始めてから10月に33度台になった記録はありません。これまでの10月として一番暑い記録は、1979年10月1日に観測された32.6度。4日(火)に、この記録を上回れば10月として過去最も高い記録となります。
その他、名古屋、大阪31度と一気に真夏日地点数が増えそうです。福岡では3日(火)は70年ぶりに10月として2日連続の真夏日となりましたが、3日連続の真夏日になるかもしれません。気温が高くなる上、湿度が高いため、運動などには不適切な暑さになります。急に暑くなる時に、熱中症にかかりやすくなります。もう10月だから大丈夫と油断せずに、エアコンや扇風機を適度に使用するなど暑さ対策を心がけましょう。

猛烈な台風18号 今夜以降沖縄へ接近

猛烈な台風18号は、3日(月)夜遅くから4日(火)未明にかけて、「非常に強い」勢力で沖縄本島地方にかなり接近する見込みです。4日朝まで暴風に警戒してください。沖縄本島地方では4日(火)にかけて最大風速が55メートル、最大瞬間風速が80メートルの猛烈な風が予想されています。これは、看板が飛んでくるどころではおさまらず、住宅が倒壊するほどの力のある風です。また、沖縄本島の沿岸の海域では猛烈にしけています。高波や大雨、高潮にも警戒が必要です。

記録的な暴風の恐れ 最大瞬間風速80メートル

沖縄本島地方では、最大瞬間風速が80メートルが予想されていて、記録的な暴風となる所も出てくるでしょう。台風の進路にあたっている久米島のデータをみますと、記録のある1958年以降で最大風速は43.7メートル(1968年9月23日)、最大瞬間風速は、62.8メートル(2007年9月15日)を観測しています。また、那覇市も沖縄本島の南に位置しているため、大きく影響を受ける恐れがあります。これまでの記録は最大風速が47メートル(1957年9月26日) 、最大瞬間風速が、73.6メートル(1956年9月8日)となっています。過去の記録を上回るような暴風が予想されていますので、あす朝にかけてはむやみな外出は大変危険ですから、控えてください。