日本付近に3つの台風。11号は21日にかけて東北へかなり接近、北海道に上陸の恐れ。さらに9号は22日に関東から東海へかなり接近・上陸の恐れがあり、影響が広範囲に及ぶ見込み。

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3つの台風の行方 まずは11号

日本付近には、9号、10号、11号と、3つの台風があります。台風11号は21日(日)にかけて東北へかなり接近して、北海道に上陸の恐れがあります。福冨予報士の記事「トリプル台風 目先警戒は11号」にもあるように、まず警戒すべきは、この11号です。
北海道には今月17日に台風7号が上陸したばかり。11号は、この7号と似たような進路をとるとみられます。北海道には前線が停滞し、台風11号の接近前から断続的に激しい雨が降っており、すでに記録的な大雨となっています。11号の接近に伴って、雨量はさらに増えるでしょう。気象情報や自治体から発表される情報をこまめに確認してください。

9号は本州を直撃コース

さらに台風9号も日本へ近づいています。9号は20日(土)午後4時現在、小笠原近海を北上中。今後も発達しながら北上を続け、22日(月)には関東や東海へかなり接近し、上陸の恐れがあります。その後、進路をやや東よりに変えて本州を縦断し、北海道へと近づくでしょう。
関東はすでに台風11号の影響により、雨雲が次々と流れ込んで、20日(土)は都心でも激しい雨を観測しました。この先は次第に台風9号の影響も受けて、活発な雨雲のかかりやすい状態が続くでしょう。東海も22日(月)は次第に雨や風が強まる見込みです。
なお、台風10号は潮岬の南南東の海上にあり、西南西へ進んでいます。今後も西よりに進むとみられますが、次第に速度が遅くなります。9号が北上して近づくと、相互に作用して、今後の進路に影響を及ぼす可能性もあります。台風の進路などの詳細は、最新の情報をこまめに確認してください。